夜兎が微笑むとき
□共通点
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____…
無事に任務が終わり
元老にも報告した後
阿伏兎さん、団長、あたしと三人揃ってあたしの部屋にいた。
「さてと、話してもらおうか?」
『思ったんですけど、関係ありますか?』
「仲間だからな、知っておくことに損はない」
「何より、あれを止められたのは俺だけなんだろ?阿伏兎」
「まぁ、情報によるとな」
『情報?』
「お前の情報は入団する前に調べてある」
『だったらあたしの口から話すことなんて何も…』
「情報が全て正しいってわけじゃねぇ」
『……』
「お前があぁやって狂った時が一回だけあったそうだ、何があったのかは教えてもらえんかったが、そうとう酷かったそうだぞ?」
『……』
「覚えているなら話してもらう、これからの事にもお前の情報は必要だ」
『…わかりました…』
「泣きたくなったら俺の胸で泣いていいヨ?」
『遠慮しときます』
「それは残念(笑)」