夜兎が微笑むとき
□入団
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____…
ある日
元老に呼ばれたあたしは
元老の元へと向かった。
コンコンコン
「入れ」
ガチャ
『失礼します』
扉を開けて部屋へ入ろうとした瞬間殺気を感じた。
体を少し右へずらすと
バキッ
壁に穴があく音がした。
気にせずに元老の元へと歩くと
「流石じゃのぉ?名無しさん」
『元老、話というのは?』
「そうじゃな、お前には団を移ってもらう」
『はい?』
「おい、神威よ、はようこっちへ来んか」
壁にもたれていた男、神威という奴があたしの隣に並ぶ
「俺は暇じゃないんだヨ、はやく話おわらせてくれないかい?」
「今日から名無しさんを第七師団神威の元へ団を移させる」
『え?』
「名無しさん、お前は夜兎だったよな?」
『は、はぁ…』
「七師団は夜兎が集まるところだ、お主もそこで働け」
「まぁ、俺の攻撃をよけれたんだ、大歓迎だヨ」
神威という人はあたしの方に振り向き手をだした。
「よろしくネ、名無しさん」
『………はい』
渋々とだが、握手をかわした。