短編


□1人にしないで
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「晋助様!これから何処に向うんっすか?」


「一旦地球に行く」


「わっかりましたぁ!」


また子はピシッとポーズしながら何処かへ歩いて行った。


晋助は窓側に体重を掛けていた。


あたしはその姿をそっと扉の隙間から見ていた。

いつ見ても綺麗な顔をしている

「名無しさん」

ビクッ

晋助は気づいていたのか

あたしの方をそっと向き

じっと見ていた。
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