短編


□君に出会えて
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「名無しさん!」

ギュッ

あたしに強く後ろから抱きついてきたのは

白夜叉と呼ばれた男
坂田銀時

そして、あたしの大好きな人

「なぁに?」

「なんも、ただ抱きしめたかっただけー」

「ふふ、銀ちゃん変」

「その笑顔反則、ブレーキきかなくなっちゃうでしょ!」

なんていいながらあたしの顎を上げ

唇にキスをした。

「ねぇねぇ名無しさん」

「ん?」

「俺名無しさんに出会えてよかった」

「ど、どうしたの?いきなり///」

「名無しさん好き」

「////あ、あたしもっ、す、好きっ」

一年前、倒れていたあたしを救ってくれた銀ちゃん。

あたしがナンパされた時も
どっかに連れ去られた時も
ちゃんと見つけてくれた。

あたしが泣いている時も
笑ってる時も
いつもそばにいてくれた。

「銀ちゃん!」

「なぁに?名無しさんちゃん」

「大大大ー好きだよ!いつもそばにいてくれてありがとう!」

あたしのいきなりの言葉にびっくりした銀ちゃんは目を大きく見開いていた

そして、ふっと優しく笑うと

「これからも守ってやる」

なんて、キュンとする言葉を言ってくれた。
END
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