Angelcode9096[JJ] 完結
□Angelcode9096[JJ].7
2ページ/7ページ
・
キリンの檻の前で
君が思ったより高いと
キリンを見上げ
そのまま後ろに倒れそうになって
慌てて肩を抱いた
そのまま向き合って
柔らかな髪に指を入れ見つめると
「懐かしいのはなぜかしら?」
と言うから嬉しくて
キスをして・・・
600年の悪夢の孤独から解放される
血に染まった歴史は消えないけれど・・・
そんな
幸せな時間を過ごす中で
感じていた
俺たちに向けられる視線
これは吸血鬼のものではない・・・
とすると・・・
天使?
・