舞桜

□シンデ…え?何だって?
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『え〜あ〜…ごっほん!!むかぁーしむかぁーし…あれ、やっぱ声調子わりーな…あーあー、あーいーうーえーおーかーきーくーけーこーさーしーんぱち君マジ眼鏡ぇー…あれ?っかしーなぁ…眼鏡っつったら余計声が「いーからさっさと始めろ!!」え、何?新八君のくせして私に命令すんの?眼鏡の分際で?えぇ〜マジうっぜぇ〜!!』

新「お前の方がウザいわ!!いいから早く始めてください!!」

『わーったよ……えぇー昔々あるところにシンデレラという可愛い女の子が…いや、可愛くねーや。前言撤回、シンデレラという眉間にシワのよった鬼のような顔をした可愛いげのない女の子がいました』

土「お前は一々一言も二言も余計なんだよ!!てめぇがやるっつったんだから真面目にやりやがれ!!」

『はいはい、トッシー興奮しないの。オチケツオチケツ』

土「…おい志村。そいつ押さえてろ」

チャキッ

新「スッ!ストーップ!!ちょ、刀は不味いですから!!気持ちはわかりますけど刀は止めてください!!」

『オーイ外野うるっせーぞー。シャラァップ!!あ、シャラァップって意味分かる?英語で黙りやがれって意味なんだけ「いいからさっさとやれ!!」へーい』

『えーっと…女の子は…まぁ色々あって現在継母と良い性格の悪さをしているお義姉さん二人、計三人に毎日毎日コキ使われながら、まるでボロ雑巾のように無様に生活してきました。これはそんな貧乏女が王子の玉の輿にのりキャッキャッウフフするいかにも先が読みやすいなお話です。それでは本編いっちゃってー』

新「いっちゃってー…じゃなくて!!なに余計な事色々付け足しちゃってんですか!!」

『いいから早く幕開けろよ黒子。地味は地味なりに裏方だの黒子だの黒子バ●ケだのやってりゃいーんだよ。ほら早く』

新「じっ!?…はぁ人使い荒いんだから……はーい幕開けますよー皆さん準備良いですかー?あ、斎藤さんスポットライトお願いしまーす」

斎「承知した」

『はーい!んじゃ始めっぞー!!』

ガラガラガラガラ…ペカーッ

沖「あれ〜?土方さん雑巾がけもまともにできないんですか?新選組副長ともあろうお方が聞いてあきれますね」

神「早くお〜わ〜ら〜せ〜ろ〜よ〜。ホントのろまでグズアルなぁ。ねぇ?マミー」

風「ふっ……人間は掃除もまともにできんのか。この俺が貴様を使ってやってるというのに。床掃除が終わったら次は洗濯、皿洗いだ」

土「っ!!てめぇら!芝居だからって好き勝手言いやがって!!台本にんなこと書いてねぇーだろ!つーか何で風間がここにいやがる!?」

風「俺は可愛いげのない方の我妻に呼ばれたから来たまでだ」

土「てめぇか桜!!!!」

『何で可愛いげのないで即答すんだよ!!ステージに埋めるぞシンデレラ!!……シンデレラ…ぷっ』

土「自分で考えて自分で笑ってんじゃねぇ!つぅかナレーションがマイクもって普通にしゃべってんじゃねーよ」

沖「どうでもいいけど早く終わらせようよ。僕飽きちゃった」

『あーはいはい。んじゃあ少しかいつまんで……女の子はこのように毎日ボロクソに言われながらせっせと継母とお義姉さんたちのワガママを聞いていました。そんなある日』

風「オイ土方デレラ」

土「誰が土方デレラだ」

風「台本にこう書いてある。黙って聞けんのか貴様は」

沖「ぷっ…ククク……ひっ…ひじかっ…土方デレラ…アハハハハ!!」

土「義理姉その1笑うな!!」

『つーか土方さんがシンデレラとか似合わないよね。こんなシンデレラいたらホラーだもんね。土方さんがお姫様やるなら幽霊の方がマシだよね。て言うか土方デレラよりも“死ンデルラ”の方がいいんじゃない?よくない?』

神「うまいこと言うアルな!それじゃあ“土方デレラ”から“死ンデルラ”に変更ネ」

沖「徹夜明けの土方さん、目死んでるみたいだしね。ちょうどいいんじゃない?」

『監督〜死ンデルラに変更でも構いませんよねー?』

不「ったく…なんで俺が監督なんだよ…」

『監督ー?不知火監督ー?』

不「こんなことしてる暇あんなら…」

『あれー?聞こえてないー?っかしーなぁ…マイク通ってるよね……もーしもーし!!監督ー?不知火監督ー?不知火くぅーん。ぬいぬいー?おーいガングロー?オイってばオイ!!君だよそこのワカメボーイ「あぁん?誰がワカメボーイだ」

『ちみだよワカメボーイ。あ、ヤベ。監督だった。あのさぁータイトル変更してもいいッスかー?』

不「知るか。勝手にしろよ」

『はーい監督OKもらいましたー。んじゃ続きどうぞ』

風「ふっ…要領の悪いやつらだな。それでは続けるぞ。…オイ死ンデルラ。俺達は王宮で行われる舞踏会とやらに行ってくる。貴様はいつも通り家で雑用をこなしていろ」

神「酢昆布買い足しとけヨー」

沖「あ、僕は金平糖がいい」

『私はエロ本がいいな。あ、あんまマニアックなの買ってこないでくださいよ?』

土「お前はどんなもん俺に頼んでんだっ…!!どうでもいいから早く行ってこい。そしてできるなら2度と帰ってくんじゃねぇ」

風「安心しろ。朝までには帰ってきていつも通り貴様をコキ使ってやる「さっさと行きやがれ!!!!!!」

『こうやって意地悪な継母とお義姉さんたちは出ていき際に死ンデルラを貶して舞踏会へ行ってしまいました。よし…やっと一段落。なんか予定より長くなっちゃったな。ワカメ監督ーおしてますけどこのままいきますかー?』

不「なに監督とワカメボーイコラボレーションさせてんだよ。いい加減にしねぇーと頭吹っ飛ばすぞ」

『はーい監督OKもらいましたー』

不「いやOK出してねーよ。つーか何に対してのOKだよ。お前と会話するとワケわかんなくならァ」

『んとー…つーぎーはぁ……魔法使いのババァ出てくるから準備しとけよー。黒子くーん次のセットにかえてー』

新「その呼び方誤解を招くからやめろ!!!!この小説まだ黒バスに喧嘩売ってねーんだから!!」

『え、ぱっつぁんイグナイトできないの?ほら見えないドリブルとかさ。あぁ〜もしかして眼鏡キャラ生かしてプッツン眼鏡主将?それともおは朝信者人参野郎?あぁ!!もしかして声優さん繋がりで腹黒メガネ?妖怪サトリ?なっるほどぉ〜そうきたか!!!!』

新「どうもきてねぇーよっ!!!!」

不「どうでもいいことくっちゃべってねーでさっさとセット変えろ眼鏡」

新「僕!?僕が悪いのか!?」

『はじめママー。次は死ンデルラのすっげー惨めなシーンだからスポットライト青にしてちょー』

斎「承知した」

『んじゃあ黒子眼鏡の準備終わるまで休憩しよ休憩。ぬいぬい監督いいッスかー?』

不「もうツッコまねーぞ」
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