舞桜
□先生、バナナはおやつですか?
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こっちの世界に来てから早くも一週間が過ぎました。今日から私達も巡察するんだってよー。かったりぃ〜。
土方「神楽、お前は八番組だ。」
神楽「おうっ!!よろしくなワンコ!!」
平助「平助だって…」
今何してるかって?これから巡察だから誰がどの組についていくか決めてんの。お分かり?
土方「志村は十番組だ。」
原田「よろしくな志村。」
新八「はい!!よろしくお願いします。」
桜『いいなぁー新八。私も原田さんと一緒がよかったー。』
原田「まっ、残念だったな。」
まぁーいいけどさ。
桜『で、私はどこにつけばいいの?斎藤さん?永倉さん?それとも井上さん?あっ!!まさかよ山崎さんとか?!山崎さんと一緒なら毎日ウハウハだよぉ。』
土方「お前は一番組だ。」
桜『…私、耳悪くなっちゃったのかな?今一番組ってきこえたんだけど…。まさかねぇ〜。』
土方「総司と一緒の一番組だ。何回も言わすな。」
桜『土方死ねコノヤロォォォォォォォオオ』
新八「お、落ち着いてください!!」
桜『落ち着いていられるかァァア何で私だけあんな、鬼畜沖田と一緒なんだよォォオこれなら土方と一緒に仕事した方がマシだァァア「そんなに僕のこと嫌い?」あぁ嫌いだよっ!!って……沖田さんいつの間に?……』
沖田「最初からだよ。」
あはははー…死ねる。
桜『いやぁー、嫌いって言うかぁ苦手って言うかぁ関わるとろくなことにならなそーって言うかぁ〜』
新八「結論、嫌いじゃないですか…」
桜『そ、そーとも言うね、世の中では。』
沖田「へぇ〜、別にどっちでもいいけどね。」
桜『どっちでもいいの?じゃー嫌いだわ。』
沖田「山南さーん、桜ちゃんが一緒に仕事したいって『すんませんしたァァア』なら、巡察行こっか。」
こ、この男はぁぁぁぁあ!!でも、ここで逆らったら山南さんと仕事……ムリムリムリムリムリムリ!!あの人だけは無理!!精神的に持たない…はぁ…
沖田さんとこれから毎日巡察かぁ……
沖田「何もたもたしてるの?置いてくよ?」
桜『いーきーまーすーよー。はぁ……じゃ、神楽ちゃん、新八君また後でね。銀時達見つけたら直ぐ知らせてねぇー。』
新八「分かりました。」
神楽「ヅラ見つけたら殴ってもいいアルか?」
新八「ちょ、神楽ちゃん?!」
桜『いいよ。ただし、留目は私が刺す。殺さない程度に殴っといて。』
新八「桜さん?!」
神楽「任しとくネ!!」
新八「二人とも?!間違っても殺さないでくださいよ?!」
無理。そっこーで殺す。ヅラのせいでこんな目にあってるんだもん。あぁ思い出したらムカムカしてきた…
桜『土方さん、なんかイライラしてきたんで片っ端から斬ってきていいですか?』
土方「駄目に決まってんだろ!!」
平助「つーか、土方さん。桜そのままの格好で巡察に行かせるのか?不味いんじゃねぇの?」
原田「確かになー。着替えた方がいいんじゃないのか?」
桜『えぇーっ。ちょこっと脚出してるだけじゃーん。お前ら思春期の娘もったお父さんかよ。嫌われちゃうよ?』
土方「お前らの世界ではそれが当たり前なんだろーが、こっち世界では見るからに怪しい格好なんだよ。着替えてこい。」
桜『私だけ?神楽ちゃんはー?赤とかめっちゃ目立つじゃん。』
永倉「言われてみればそうだな。」
土方「神楽も一緒に着替えて来い。平助、お前のを貸してやれ。」
平助「俺の?まぁいいけど…」
桜『あれ〜?今もしかして身長のこと気にした?気にしちゃったよね?大丈夫大丈夫!!そのうち伸びるかも!!…しれなくもない。』
平助「どっちだよ!!」
神楽「伸びないに100円かけるネ。」
桜『じゃー私は、伸びないに300円。』
平助「俺どっち道伸びねぇじゃんっ!!」
桜『わかっちゃった?』
新八「普通分かるだろ!!」
桜『そー言えば!!斎藤さんも背低いよね!!沖田さんは以外に大きいし…ってあれ?土方さん、沖田さんより小さい?ぷぷっ……』
土方「どうでもいいことくっちゃべってねぇで、さっさと着替えて巡察に行きやがれっ!!」