蜂蜜果蜜
□蜜四滴
1ページ/3ページ
五番隊に来て早一週間。大きな事件もなく平和に日常を送っています。
あ、でも一つ変わったことがある。それは…
「桜チャン今夜暇か?」
この人が近くに来ても拒絶反応がでなくなった。つまり近づかれただけじゃあまり暴言を言わないようになった。
あまりだけどね、あ・ま・り。
『暇ですけど?』
「そんなら飲みに行こうや。ええやろ?」
『あ、急に用事を思い出しました〜。残念ですけど行けませんね〜』
「ウソばればれやで」
『チッ…』
「舌打ちも聞こえてんで。ほんなら仕事あがったらこの前行った定食屋の隣の飲み屋に来ィ。ほんじゃあ」
『ちょっ…待っ!』
パタンッ…
行っちゃったよ…。なんか…自分勝手と言うか人の話聞かないというか…自分のペースだよね。隊長のペースにのまれそうになるわ。いや、実際にのまれてんのか。
『つーか…酒飲めないんだけど』
まぁ…どうにかなるか。それより隊長と二人きりとかないよね?嫌だよ。酔っぱらったパッツン一人で介抱すんのは。