真撰組物語

□脇だけ洗っときゃいいんだよ 脇だけ
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近藤さんに肩車(踏み台)してもらってなんとか屋根の上に飛び乗れた…。戦闘能力上がってるって言ってたけど本当みたいだなー。近藤さん踏み台にしたけど一気に屋根に上がれたし。便利な体になっちったなぁ〜。

姫「そう 私達友達です」

『!!』

いたいた。ちょっと隠れてるか…

姫「でもだからこそ迷惑かけたくないんです。ホントにありがとうございました女王サン。たった半日だったけれど、普通の女の子になれたみたいでとても楽しかった」

……何コレスッゴいシリアルじゃん。あ、間違ったシリアスだ。
私シリアス駄目なんだよね、つーかシリアス嫌い。
…ここは一発!!

姫「それじゃ」

楽「待つネ!ズルイヨ!」

『そうですよー、ズルはいけない』

楽「桜?!」

姫「真選組の…人?」

『真選組の人ですよ。てゆーか神楽ちゃん私の名前知ってたんだ』

楽「新八から聞いたネ…」

あぁ新八か。そー言えば銀さんにも名前言ってなかったような…

楽「桜もそよちゃんを連れていこうとするアルカ?!」

『んー…仕事上ね』

姫「真選組の人が迎えにきたし…行くね」

楽「そよちゃん!お願いヨ桜!!そよちゃんを連れていかないでヨ!!」

『…ごめんね、これも仕事なんだ』

楽「――っ」

『でも
私も仲間に入れてくれるなら話は別かな?』

楽「桜!!」

『お姫様もそれでいいですか?』

姫「――っそよでいいです!桜さん」

『よし!!決まりねそよちゃん!!』

楽「でもコレからどうするアルカ?」

そーなんだよね。どーっすかなぁ…このまま逃げる訳にも行かないしなぁ

『う〜ん………ねぇ二人とも』

楽「何アルカ?」

姫「はい?」

『今日はいったんお別れしよ?』

楽「嫌アル」

『即答かい……いいから話聞いて』

その後大人しく私の話を聞いてくれた二人。

『――ってことなんだけどこれじゃだめかな?まぁうまくいく保証はないんだけどさ…』

楽「…桜を信じるネ」

姫「私も」

『ありがとね。…んじゃいったんバイバイしますか!!』

楽「そよちゃんまたね!!ずっと友達アルヨ!」

姫「うん…ずっと友達
桜さんも」

楽「桜ももう親友アル!!」

親友ね…こっちに来てからのはじめての友達、か…

『おう!!』


―――二週間後―――

近「トシ、 桜ちゃんは?」

土「アイツは今日外での仕事だ」

近「一人でか…珍しいなぁ」

土「なんでも、とっつぁんとこにわざわざ行って自分から仕事入れもらったんだとよ」

近「ほぉ、でその仕事ってなんなんだ?」

土「あぁそれは――――」














『そよちゃん出掛ける準備できたぁ〜?神楽ちゃんが待ってるよー?』

姫「今行きまーす!!」

『今日は何して遊ぶかなぁ…じゃなかった護衛だよ。忘れてたわ護衛のこと』

まぁ楽しければいっか

姫「準備出来ました!」

『そんじゃ行きますかっ!』
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