真撰組物語
□挨拶
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パシャッ
『ゴリラくん、次は四足歩行で歩いてる格好ね〜』
土「おい、無視すんな。何やってんだよ。つーかこいつ誰?」
沖「土方さんじゃねぇですか。近藤さんに何か用ですかィ?それなら近藤さんはいませんぜィいるのはゴリラだけでさァ」
土「いや、四足歩行のポーズしてるのが近藤さんだから。ゴリラじゃねーから、つーかこいつ誰?」
沖「あ、土方さんマヨネーズ持ってますか?持ってたら貸してくだせェ」
土「マヨ?マヨは持ってるが……ほらよ。つーかこいつ誰?」
沖「どーも。おーい雌豚、マヨ持たそうぜィマヨ」
『おっ!!いいですね!!さすが沖田さん!!』
土「だからこいつ誰?」
『ゴリラくーん次はマヨネーズ持って!!あっ!!そーだっ。二人とも一緒に撮りますか?』
沖「いいですぜィ、土方さんも撮りやしょう」
土「何でだよ、つーかこいつ誰?」
『はい撮りますよー!!もっとよってくださーい!!ん!!良い感じ!!……そんじゃーっ、はいマヨネーズっ!!』
パシャッ
土「だからこいつ誰ェェェェエエエ?!」
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沖「という訳でさァ」
土方「いやわかんねぇよ!!何もー説明しましたよー雰囲気だしてんだよ」
沖「小説だからいいんでさァ」
土方「小説とか言うんじゃねェよ!!ちゃんと説明しろ」
沖「しょうがねぇなァ………かくかくしかじかでさァ」
結局説明省いてんじゃん
土方「そうだったのか」
しかも通じてる。諦め早いよ土方さん…
近「それでだな、お嬢さんの親御さんが見つかるまで保護してやろうと思ってだな!!どうだトシ?」
え?保護?
『ちょっと待ってください!!』
近「ん?どうかしたか?」
よ、よーし。頭の中を整理しよう。まず、銀魂の世界に私の親はいません。迎えになんて来れません。これ、駄目じゃん!!一生屯所にいることになんじゃん!!迎えに来ないのわかっててずーーーっと待ってなきゃじゃん!!つーか元の世界に戻れんのか私!!大丈夫なのか私!!どーする私ィィイ
『………』
近「急に黙ってどーかしたのか?もしかして具合悪いとか?!トシィィイ救急車ァァア救急車を呼べぇぇえ」
土「あんたが救急車に乗って病院に行け」
……え、これヤバくない?
家なし、親なし、金なし……
『(小声)ちょっと沖田さん…』
沖「何でィ」
『(小声)声小さくしてくださいよ。……あのー私ここに親いないんですけど…てゆーかお金も家もないです…』
沖「土方さーんこいつ無一文でさァ!!しかも親いねぇってほざいてまさァ」
『でかい声で言わないでくださいよぉぉお(小声)の意味ないじゃないですかぁぁあ』
土「…どういう事なのか説明してもらおうじゃねェか」
瞳孔開いてんですけど…