真撰組物語
□ああ やっぱり我が家が一番だわ
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【ああ やっぱり我が家が一番だわ】
おはようございます…真選組ヒロイン桜でっす…え?なんでこんなにテンションが低いのかって?それは…
『マジ萎えるー…女に生まれてこなきゃ良かった…こんなにも……生理が辛いなんて』
そーなんです。朝起きたらパジャマ真っ赤だしドロッドロして気持ち悪いし…
第一私、生理痛とか前まで全然来なかったんだよね。友達が「痛いーマジ死ねるぅう!!」って言って腹押さえてる姿を嘲笑ってんだよね私。
『これバチ当たったのかなぁ…あやつん、ななほ、ひろみ、ごめんよ。今度バカに時は時を選ぶよ』
まぁ謝ったって生理痛がおさまる分けないよね。
つーか、そろそろ…
ドッカーンッ
『……。』
沖田さん直々のモーニングコールの時間だ。
沖「起きなせェ桜。朝飯食いっぱぐれるぞー」
『起きてますよ…つーかそのモーニングコールどーにかなりません?毎朝毎朝ウザったいです』
沖「俺は桜の苦しむ顔が見てーんでさァ」
…このドS野郎が……こちとら腹が痛いんじゃボケ
『はぁ…あとで行くんで先に食堂行っててください』
沖「1分以内にこねぇとお前のメシ、マヨネーズの餌食にするからな」
『ら、らじゃー…』
そう桜が返事すると沖田はバズーカを片手に食堂に行った。
『チッ…朝から疲れた…。ご飯食べれるかなこれ。できれば食べたくないや…でも食べないとなぁ近藤さんうるさいし………行くか』
食堂に向かった桜。
食堂にはたくさんの隊士がいた。その中に沖田と土方の姿があった。
あれ?近藤さんいないな…
『土方さんおはよーございます。近藤さんは?』
土「近藤さんなら“俺のお妙さんのパンツが盗まれたァァァ?!お妙さぁぁぁぁあん今行きますからねェェ!!”っつって出てったぞ」
『お妙さんのパンツ?』
下着ドロの話かな?なら行かなくていいや。つーか近藤さんいないならご飯食べなくていいじゃん!!
『そーなんですか…じゃー私は部屋に戻りますね』
ガシッ
『その手を離してください沖田さん』
沖「聞けぃ。優しい優しい隊長が部下のために朝ごはんをとっといてやりやした、残さず食えよ?」
そういって目の前に出されたのは……犬のエサだった
『沖田さん、これは朝ごはんじゃありまん。犬のエサです』
土「あぁん?テメェ何マヨネーズ侮辱してんだよコラ!!マヨネーズは何にでも合うように作られてんだよ」
『それは土方さんの思い込みです。沖田さん、これ自分で片付けてくださいね』
はぁ…こちとら腹が痛くて死にそうだってのに
沖「何言ってんでィ。桜の腹のなかに片付けりゃいいじゃねぇか」
『…殴りますよ?』
沖「いいから食いなせェ」
『嫌だ。そしてさりげなく犬のエサを寄せないでください。吐き気がします』
そして手でどんぶりを押し返すと土方さんの怒号が聞こえた
土「おい!!吐き気がするってどういう意味だコラァ」
あれだよね。女のこの日ってむしょーにイライラするよね。ちょっとしたことでもイラッてくんだよね
『そんままの意味ですよっ!!その人間の食い物かどうかわからない物を見て吐き気がしたから正直に吐き気がするって言ったんですよ!!そんなことも理解できないんですか?このマヨ中毒!!』
土「あぁ?!んだとコノヤロォォオ!!」
“バンッ”とテーブルに手をあてて立ち上がった土方さん
『うるっさいですよ土方さん!!周りの隊士がビックリしてんでしょ?!一々でかい声出してんじゃねェよ!!!!このひし形!!』
沖「敬語忘れてるぞー」
んなの知るか!!
土「土方だ!!てめぇの声の方がでかいだろ!!つーかお前が俺にでかい声出させてんだろがっ!」
はぁー?