真撰組物語
□酔ってなくても酔ったふりして上司のヅラ取れ
1ページ/3ページ
【酔ってなくても酔ったふりして上司のヅラ取れ】
『お花見ってどこでやるんですか沖田さん』
沖「近所の公園。けっこう広くて桜も今が咲きどころなんで案外良い場所だぜィ」
『へぇ〜…で、近藤さんはいずこへ?』
沖「知らね」
お花見の時の話かぁ…けっこう前だからあんま覚えてないや。
沖「ここがその公園でさァ」
『おぉ!!桜がいっぱいですね!!』
立派な公園じゃん!!しかも広っ
『こんな所で毎年お花見してたんですねー、羨ましい!!』
それにけっこう人いるし。
……ん?あれって…
『土方さん土方さん』
土「なんだ?」
『あそこで女の人に殴られてる人って…近藤さん…ですよ、ね?』
土「…まぁだストーキングやってたのか」
沖「つーかその近くにいるの旦那じゃありやせんか?」
土「行くぞ」
近藤さんたちに近づくに連れて近藤さんを殴る音がえげつないくらい聞こえてくる。…よく死なないね近藤さん。
「オイオイ、まだストーカー被害にあってたのか。町奉行に相談した方ぎいいって」
「いや、あの人が警察らしーんスよ」
「世も末だな」
土「悪かったな」
『こんにちは銀さん』
銀「いつぞやのガキじゃねぇの。え?なに?お前本当に沖田くんの玩具に『殺すぞ天パ』
沖「旦那ぁ、今こいつは真選組の隊士ですぜ」
銀「え?マジで?」
『大真面目。だから、あらゆる手を使って銀さんを殺ることも出来るんですよー?うふふふふ』
銀「警察らしからぬ発言してんだけどこの子」
土「…よろず屋と知り合いだったのか?」
『私を沖田さんに売りさばいた奴なんて知り合いじゃないですよ。赤の他人です』
銀「悪かったって…玉子焼きやるから機嫌直せって」
『ダークマターならいりません』
銀「…処理できると思ったのによ」
こりてねぇなこのマダオ
銀「つーか何?ムサい連中がぞろぞろと。何のようですか?キノコ狩りですか?」
土「そこをどけ。そこは毎年真選組が花見をする際に使う特別席だ」
銀「どゆー言いがかりだ?こんなもんどこでも同じだろーが。チンピラ警察24時かてめーら!」
土「同じじゃねぇ。そこから見える桜は格別なんだよ、なァみんな?」
「別に俺達ゃ避け飲めりゃどこでもいいっスわ〜」
『私は食べ物さえあればアスファルトでもいいですよ』
沖「酒のためならアスファルトに咲く花のよーになれますぜ!」
土「うるせェェ!!ホントは俺もどーでもいーんだが、コイツのために場所変更しなきゃならねーのが気にくわー!!」
土「大体、山崎に場所とりにいかせたはずだろ…どこいったアイツ?」
沖「ミントンやってますぜミントン」
山「フンッフンッ」
土「山崎ィィイ!!」
ガッゴッバキッ
山「ギャァァァァァ!!」
『可愛そうに山崎パシャッ』
新「可愛そうにっていってるわりにその光景を写メってるじゃないですか…」
お、このツッコミは
『眼鏡新八じゃないの』
新「いや、眼鏡が名字じゃないですからね…あなたは?」
『真選組女隊士の月ノ瀬桜です。よろしくね新八』
新「僕名前教えましたっけ?」
あぁそうだった
『実はカクカクシカジカでして』
新「トトトトトリップ?!そんなことあり得るんですか?!」
『有り得るらしい』
新「そ、そうなんですか…てゆーことは、これから何が起こるのか知ってるってことですか?」
『んー、まぁね』
この前護衛したカエルの時はまんま原作通りだったし、多分このまま原作沿いに進むんだろうねー。
…なんか未来知ってるとか格好良くない?このあとあーなってこーなってこーなるんだぜ?的な
新「そうなんですか?!じゃあ聞きたいことがあるんですけど…」
『彼女なら出来ないよ』
新「……空知●秋の馬鹿野郎ォォォォォ」
楽「なに話してるアル?」
『あ』
神楽ちゃ「この可愛い生き物何アルカぁぁぁぁぁ?!」
ダキーッ
『ぐえぇぇえ!!』
ぐぐるじぃぃい
大好きな神楽ちゃんに抱き締められているのにぃぃい
朝食べたご飯が出てきちゃうぅぅぅう
うぇぇぇえ
『だ、だずげで新八ぐん!!』
新「そうか…僕は……彼女が出来ないのか…しょせんツッコミと眼鏡が取り柄の男だよ……」
聞いてねェェェエ
もー彼女の下りはいらねぇだろォォオいいから助けろやぁぁぁぁぁ
楽「お前誰アルカ?めっさ可愛いネ!!」
ギュュュュュウ
『う゛ぅ…吐きぞう…』
沖「そいつ虐めていいのは俺だけでィ」
グイッ
沖田さんが私と神楽ちゃんを引き離してくれた。
『あ、ありがとうご、ざいます…ハァ吐きそう…』
沖「助けたかわりに焼きそばパン買ってこい」
『さっきの感謝の言葉をかえしてください』
このサドスティック野郎が…
楽「おいおいおいサド、その子を返すネ」
沖「やなこった」
楽「あぁん?やんのかクソ餓鬼」
沖「かかってこいよチャイナァァア」
ギャーギャーギャー
ドガバキッド…
『…なんかひとりぼっち?』
放置プレイですかコノヤロー
…もぉいいや近藤さんのとこに行こ
『近藤さんは〜っと……あぁいたいた!!……お妙さんに殴られてる近藤さんのが』
まだ殴られてたの…そろそろ助けないとヤバイよね…
妙「オラァァアこのストーカーゴリラがぁぁぁぁぁぁあ」
近「ぎゃぁぁぁぁぁぁあ」
『あの〜そろそろそこら辺で勘弁してもらえませんか?…』
妙「あら?このゴリラの知り合い?」
『知り合いとゆーか…まぁ上司です』
妙「まぁ。じゃあ真選組の方?」
『あ、はい。月ノ瀬桜です』
妙「こんな可愛らしい女の子が真選組にいたなんてしらなかったわぁ」
『つい最近入隊して…それでそこのゴリラ回収しに来ました』
妙「あら、じゃあお願いできるかしら?動物園から逃げ出さないように見張っててちょうだいね」
『ら、らじゃー…』
怖い…恐怖だ…