真撰組物語

□挨拶
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えぇ、はい、怖いです。
読者のみなさんこんにちは。月ノ瀬桜です。今どういう状況かと言いますと
……瞳孔全開の人とゴリラな人とサドスティックな人と地味な人たちに囲まれています。
はい、怖いです。
なぜこのような状況になったかと言うと…

―――15分前―――

沖「ここが局長室でさァ雌豚」

『だから雌豚じゃないって。桜だって言ってんじゃないですか。このやり取りもー20回はしましたよね?』

沖「俺にとっては女=雌豚なんでさァ」

『随分と最低な方程式ですね』

はぁ……憧れの銀魂の世界に来れたのに…しかも大好きな沖田総悟に会えたのに…この数分で嫌いになった。あれだよね。沖田さんのドSっぷりを見るのはすごく愉快だけど、そのドSの餌食にされるのはとても不愉快だね。

『はぁぁ…』

沖「何溜め息ついてんでィ。入るぞ」

『はいはいはい』

溜め息の原因は己だ。

沖「近藤さんいやすかィ?」

近「総悟か?入れ」

スーッ

沖「失礼しやす」

『し、失礼します…』

近「おぉ!!この子が総悟が電話で言っていたお嬢さんだね?まぁ座ってくれ!!」

『はい』

近藤さんの前に私と沖田さんが座った。
こーゆー時は緊張するもんなんだよね?私全く緊張してないや。何でかって?それは…
目の前に本物のゴリラがいるという驚きの感情が強いからです。

『沖田さん』

沖「何でィ」

『目の前にゴリラがいるんですけど、私の目がおかしいんですかね』

沖「大丈夫でィ、俺にもゴリラがみえまさァ」

近「ちょっとぉぉお俺ゴリラじゃないから!!人間だからぁぁあ」

『わぁ!!凄い!!最近のゴリラはお喋りもできるんですね!!』

沖「今じゃあゴリラも進化する世の中なんですねィ」

『ちょっと写メっておこうかな?こんな珍しいゴリラそうそうお目にかかれないですよね』

沖「あ、じゃー俺にもその写メくだせェ。これ俺のメアドな」

近「え、ちょ……」

『了解でーす。登録しときますね。…じゃーはーい、撮るよー!!ゴリラくんなんかポーズ!!』

「……ウホウホ」

パシャッ

『よーし良いのが撮れた』

沖「次はバナナ食ってるとこ撮りやしょーぜィ」

『お!!良いいですね。じゃーバナナ持ってこないと…』

沖「食堂に近藤さんのがあったはずでさァ持ってくるんでちょっと待っといてくだせェ」

『はーい。そんじゃー私は何枚か撮ってますねー。はいゴリラく〜んピースしてー?そーそーじゃー撮るよー?』

沖田さんが立って襖を開けようとしたら勝手に襖が開いた。沖田さんの目の前には……

土「…何してんだ?」
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