真撰組物語
□挨拶
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近「トリップしてきたということは住むとこは無いんだね?」
『はい、無一文です』
近「なら住むとこは真選組屯所できまりだな!!いいだろうトシ」
土「あぁ…構わねぇがこいつ隊士として住まわすのか?ここは女人禁制だぞ」
近「なら女中として住み込みで働けばいいだろう」
沖「この前女中の高橋さんが「最近新人の子が増えちゃってもぉいっぱいいっぱいなのよぉ〜」って言ってやしたぜ」
近「そうなのか…じゃー隊士でいいんじゃね?」
おいおい、随分と適当だなゴリラ
沖「声に出てますぜィ」
『マジですか』
沖「マジだ」
土「近藤さんこいつの言う通りだ。隊士にするのは反対だ」
近「だかなぁ…女中も隊士も駄目となるともう他はないぞ?」
土「だけどよ…もしも隊士したとしてもこいつは女だ、足手まといになるに違いない」
『それは私も思います。私なんてそこら辺にいる一般ぴーぽーなんですよ?』
こんな一般人の私が真選組に入ったら直ぐに死んでしまうよ。
近「困ったなぁ…どーしたもんか」
トントントンッ
山「局長、山崎です。」
近「ザキか、入れ」
山「失礼します…あの月ノ瀬桜さんという人宛に荷物が届いているんですが…」
『え?私にですか?』
近「桜ちゃん宛に?こっちに知り合いなんていないよな?」
『はい…』
おっかしいなぁ…近藤さんのいう通りこっちに知り合いなんていないしなぁ
沖「取り敢えず開けてみたらどーですかィ?」
『開けてみても良いですか?』
近「あぁ」
ビリビリビリガサゴソガサゴソ
『ん?手紙と封筒と…刀2本?』
土「心当たりはねぇのか?」
『全く。刀送りつけてくる知り合いなんてあっちの世界にもいませんでしたよ』
沖「手紙、読んでみたらいいんじゃねぇーのか」
『そーですね……えっと
“ご機嫌よう桜ちゃん。銀魂の世界はどうかな?嬉しい?嬉しいよね?そうか嬉しいかぁ!!よろず屋に居候でもするのかなぁっと思ってたら真選組に行ったんだね。まぁ迷子は警察に行くのが妥当だよね(笑)迷子の迷子の子猫ちゃんってね♪
話は変わるけど、君は今日から真選組の隊士として働くんだ!!嬉しい?嬉しいよね?そうか嬉しいかぁ!!そんでね刀が必用だなって思ってプレゼントしてみました〜イェーイ!!え?戦闘能力は大丈夫なのかって?それなら心配ナッシング。強くなきゃこの世界はやっていけないだろうなーっと思って戦闘能力は高めにしといたよ。え?俺優しいって?そうかぁ優しいかぁ!!
まぁ大変だと思うけど頑張って〜。あ!!あと生活用品!!ないと困るでしょ?封筒にお金いれといたからそれでどーにかしてねん。じゃ、頑張っちゃって!!
p.s.俺はこの世界のどこかにいるから、何かあったらおいで〜。どこにいるかはおしえないけど☆”』
『…山崎さん、これ渡してきた相手ってわかります?』
山「え?!えーっと…身長が高い男の人が渡してきたよ。なんかピエロみたいな格好してたけど…知り合い?」
身長が高くて男の人でピエロみたいな格好ねぇ…
『あんのド腐れピエロがァァァァァアア』
ビリビリビリッ
山「えぇぇぇえええ?!」
『ふざけんじゃねェよインチキピエロがァァアなに勝手に人の戦闘能力あげてんじゃボケェェエつーかこれっ!!ぜったいどこかで見てただろっ!!近くにいたらな助けろやコルァァアなぁに親切に刀まで贈ってきてんだよコノヤロォォオ死ねってか?真選組に入って潔く死ねってことかこれあぁん?!つーかこの世界にいるなら出てきて私を元の世界に戻しやがれクズピエロ野郎がァァァァァアア』
山「こここここの人誰?!どんだけキャラ変わってんのォォオ?!」
近「な、なんだかよく分からんが…」
土「隊士で決定だな…」
沖「ですねィ」
『次に会ったらテメェを牢屋中にぶちこんでやっからなァァァァァアア』