真撰組物語

□挨拶
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面倒くさいことになったー。どうしようどうしよう…私トリップしてきましたー☆で通じるかなー?んー無理だねー。つーか信じてくれないでしょ。はぁ…どーするよこれ。

『………。』

土「黙ってたってわかんねぇだろ」

近「まぁまぁトシ。そんなんじゃー怖がられるだけだろう!!お嬢さん、名前は何て言うんだね?」

『…月ノ瀬桜です』

近「桜ちゃんか!!それで家も親もいないとはどーいうことだ?良かったら話してくれないか?」

『いや…親はいるんですけど、この世界にはいないというか、住んでいる場所が次元を越えているというか…』

全員「………?」

まぁこの反応が妥当だよね…うーん…ここは直球勝負しときますか。

土「意味がさっぱりわかんねぇ」

『えぇっと、はい。トリップしてきました』


全員「………は?」

『だからトリップしてきました。以上!!』

土「嘘つくんじゃねェ」

嘘じゃないっつの

『嘘じゃないですって…ちなみに、私達の世界ではあなたたちは漫画のなかの住人ですよ。アニメもありますけど』

土「はぁ?んな訳あるかよ」

ちょ、こいつ全然信じてなー…よし

『なら、ここにいる全員のこと話してあげましょうか?ついでにジミーのことも話してやりましょうか?』

近「面白そうだな。桜ちゃんの話を聞いてみようじゃねェかトシ」

土「チッ…勝手にしろ」

沖「そんじゃーザキもよんできやすか?」

近「そーだな。悪いが総悟呼んできてくれねぇか?」

沖「呼びにいかなくても大丈夫でさァ」

え?なにする気…

沖「スゥッ……ザキィィイ10秒以内に来ないと殺す」

叫んだだけじゃん…つーか10秒以内って…流石サドスティック星の王子「来ました沖田隊長ォォォオオオ」
来るのはやっ!!

沖「なに本当に10秒以内にきてんだよ」

いや、そう言って呼んだのあんたじゃん

山「理不尽……で、何か用ですか?」

近「それがなぁ……かくかくしかじかなんだ」

山「そうなんですか。分かりました」

もぉ…かくかくしかじかにはつっこまないでいいよね


―――――――――――
(¬_¬)(¬_¬)(¬_¬)(¬_¬)ジー

という訳です。
マジ怖いよこれ、お母ちゃん助けて


『じゃ、じゃー先ずは近藤さんから!!えぇっと…近藤さんは真選組の局長でゴリラな人。お妙さんのストーカーをしていてしょっちゅうボコボコに殴られているゴリラな人。とにかくゴリラでゴリラのゴリラな人』

近「あれ?当たってるけどほとんどゴリラ?!」

『次はー沖田さん!!沖田さんは顔は可愛いくせにそれに似合わないドSでサドスティック星の王子とも言われている。一番隊隊長でまぁ切り込み隊長。四六時中土方さんの首を狙っている危ない人』

沖「こりゃすげぇや」

『次は〜土方さん。真選組の副長で鬼の副長とも呼ばれている。んで、とにかくマヨネーズが大好きで何にでもマヨネーズをかけるほどのマヨラー。一瞬にして犬のエサを作れる達人』

土「最後の方悪口じゃねェか!!」

『最後はジミー。えぇー…とにかく地味。その地味さを生かして監察方に所属していて張り込みのときはあんパンが必需品。あとはー……地味だからあんまないや。まぁとにかく地味で地味で地味な人』

山「俺ほとんど地味じゃん!!」

全員「え?だってお前地味だろ」

山「……失礼しました…。」

あ、山崎さん出てっちゃった。

近「桜ちゃん凄いな!!まるで異世界人だ!!」

『だから異世界人です』

土「ますます怪しいな…」

近「トシは疑り深いんだ!!」

いやぁ、あなたが良い人すぎるんだよ…普通なら土方さんの反応だよ

『土方さん、まだ信じて貰えませんか?』

土「たりめーだ」

『じゃー耳貸してください』

土「はぁ?何でだよ」

『いいから』

土「…なんだよ」

『コソコソボソボソ…』

土「っー!!」

『これで信じてくれましたか?』

土「今日からこいつは俺らの仲間だぁぁあこいつを疑る奴は俺がぶった斬るからなー!!あははははは」

沖「土方さんが狂いやした。いったい何を言ったんですかィ」

『んー内緒』

近「何があったかは分からんがトシも信じたようだし…これからどうするか話し合うか!!」

なんとか信じてもらえた…土方さんには少し悪いことしたかなぁ


“そんな疑り深いとミツバさんに嫌われちゃいますよ?好きなんでしょ?バラされたくなきゃー信じろやコラ”
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