永遠の愛言葉
□寺子屋編
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8歳。江戸にて。
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松「ここですね。あまり江戸へは来たくないのですが・・・」
大きな屋敷の前、萩からきた吉田松陽。
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「遠くからありがとうございます、松陽殿」
「いえ。では、約束通り娘さんを引き取りますね」
「えぇ。よろしくお願いいたします」
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「母上、それでは行ってまいります」
松「では行きましょうか」
「はい」
会ったばかりの幼い少女。
なにを思っているのか、無表情だ。
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数多くの武器を所持し、松陽について行った。
今日から世話になる。
でも、この出会いがすべての始まりだった。
攘夷思想家、吉田松陽。
私には使命がある。それは後々わかるだろう。
とりあえず、だ。
こんな私を救ってくれたといっても過言ではない。