家族シリーズ

□妊娠発覚
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「サンジ、買い出しいくんだろう
手伝うぜ」

「大丈夫だよ
今日は、元気だから」

ここは、とある島
三日前に島についたサンジ達
ここの、ログは4日
今は、三日目で、明日出向だ
ゾロが買い出しにいくなら付き合うというがサンジが断る

「けど」

「それに、ゾロは剣を見てもらわないと駄目なんでしょ」

「あっ」

ゾロは今日刀を見てもらうつもりだった

「いってきて
無茶しないから」

「わかった
絶対、無茶するなよ」

「うん」

こうしてゾロとサンジは、別行動になった

ーゾロー

「うっし
刀も預けたし、取りに行くまで2時間あるな」

ゾロは、刀を先程預け、2時間時間が出来た

「にしても、今思い返しても2年は長かったな
まさか、2年も離れることになっちまうなんて」

ゾロは、半年前を思い出す
そう、麦わら一味が再び終結し、まだ半年しかたっていない

「そろそろ恋人も限界だな
あいつを俺だけのものにしてぇ」

ゾロは、ある場所を探し向かう

「ここなら、絶対にあるな」

ゾロは、ある店にはいる

「いらっしゃいませ」

店員が声をかける

「指輪がほしいんだが」

「では、こちらなんてどうでしょう」

「じゃあ、それをくれ」

「ありがとうございます」

ゾロは指輪を買った
実は前から少しずつ貯めていたのだ

「イニシャルと文字頼みたいんだが構わねぇか?」

「勿論です」

ゾロから紙を預かり早速、イニシャルと文字を彫っていく店員
1時間後

「ロロノア様、完成しましたよ」

「ああ」

店員の所に向かうゾロ

「どうでしょうか」

「大丈夫だ」

「ありがとうございます」

店員は礼を言う
ゾロは店員に代金を払うと、剣を取りに行くのであった

ーサンジー

「眠いな
体も重いい」

ゾロと別行動し、買い出しの下見に来たサンジ

「ううっ
最近は軽くなったけど...何だかまだ. ..気持ち悪いっっ
やっぱり...ついてきてもらえばよかったかな」

食材コーナーに入ったとたん、サンジにはきけが襲い口を押さえる

「うっ
ごほっごほっ」

「おい!!
大丈夫か、あんた!!」

サンジは、しゃがみこみ、はいてしまう
店の人は、サンジのところに行き、背中をさする

「あんた、どうしたんだい!!」

「わからねぇ
急に!!」

奥さんが出てくる

「あんた、大丈夫かい」 

「こく(頷)」


奥さんが話しかけ、サンジは何とか頷く

「こっちにきな
休んでいくといい」

「でもっっ」

「そうしな
まだ、気分が悪くなったらいけねぇから」


奥さんがいい、サンジが戸惑っていると、旦那がいう

「あんた、頼むよ」

「おう、任せときな」

旦那は、サンジを抱き上げ、家にはいる
奥さんも、勿論一緒だ

「はぁはぁ」

「大丈夫かい」

サンジは、布団に横にされる

「すいません...」

「気にしなくていいよ」

奥さんは、サンジの頭をなでる

「ほれ、水飲みな」

「ありがとう...ございます」

旦那は、サンジに水を渡し、サンジはゆっくり飲む

「あんた、見ない顔だな
船乗りかい」

「え、ええ
まぁ」

一応海賊とはふせるサンジ

「調子が悪そうだけど、ずっとなのかい」

「え、ええ
最近は」

サンジは、体調が悪いことを告げる

「船乗りなら医者はいないのかい」

「います」

サンジは、チョッパーを浮かべながらいう

「みせたらどうだい?」

「迷惑かけちゃいますから」

サンジが首をふりながらいう

「あんた」

「おうよ」

旦那は、部屋を出ていき、あるところに向かう

「あの
旦那さんは何処に」

「すぐ戻ってくるよ
それより、名前は」

「サンジ
ある船でコックをしてます」

名前を聞かれ、答えるサンジ

「あんた、出向はいつなんだい」

「明日」

「急だね
体調が戻るまでここにいったらどうだいかい

「そんな訳には」

奥さんと話すサンジ
すると

「おい、連れてきたぞ」

旦那が、とある女性をつれてくる

「体調が悪いのはあなたね?」

「こくん(頷)」

「あなた、名前は」

「サンジ」

「体調は、いつから悪いのかしら」

「三ヶ月前から」

「どんな、症状かしら」

「吐き気があって
頭がいたくて
熱っぽくて
眠いです」

サンジは、質問されたことに正直に答える

「ちょっと、お腹を見せてくれるかしら」 

サンジは、少し、シャツをめくりあげる
すると、少し大きくなったお腹が見える

「あら、あなた男なのね
女の子と思ったわ」

「びっくりだね
私も女の子かと思ったわ」

「俺もだ」

「...」

どうやら、女だと勘違いされていたらしいが、サンジは何もいえない

「じゃあ、ちょっと、音聞くわね」

「はい」

聴診器を、サンジのお腹に当てる
すると、数分後聴診器を外す女性

「はい、服戻していいわよ」

「...」

サンジは、ズボンの中にシャツをいれる

「間違いないわね
あなた、妊娠してるわ」

「「えっ」」

女性の言葉に驚く旦那と奥さんは驚く

サンジも内心で驚くが声には出さなかった
男だが、ナミとロビンに妊娠の症状と同じだと言われていたからだ

「驚くのは無理もありません
でも、事例はあるんです」

女性が、旦那と奥さんにいう

「サンジ君
詳しい検査をしたの
ついてきてくれるかしら」

「はい」

サンジは、女性とある所に向かうことに

「色々ありがとうございました」

「気をつけてな」

「気をつけてね」

「はい」

サンジは、奥さんと旦那に礼をいう

「じゃあ、行きましょうか」

「はい」

サンジと女性は歩きはじめる
数分後

「どうぞ」

「失礼します」

とある、診察所についた

「さぁ、服をめくって、ベットに横になって」

「はい」

サンジは、服をめくり横になる

「ちょっと冷たいわよ」

「っ」

女性は機械を、サンジの音に当てる

「サンジ君、映像をみて
赤ちゃんの影が見えないかしら」

「みえます」

映像には、赤ちゃんの影が

「だいたい4ヶ月ね
症状には、はっきり出てたみたい」

「4ヶ月」

女性は機械をはずし、サンジは服を戻すと椅子に座る

「妊娠期間は10か月
安定期は後2ヶ月よ
でも、あなたは男性だから前後する恐れがある
あまり、重たいものを持たずに、適度な運動をして頂戴
タバコを吸っているなら吸ってはだめよ
お酒も止めてね」

「はい」

女性の言葉に返事をするサンジ

「あなたの所に、お医者さんは」

「います」

「じゃあ、毎日診察してもらって
本当は、私が見られればいいんだけど」

サンジと女性が話す

「そうだ
はい、写真」

「ありがとうございます」

赤ちゃんが写った写真をもらうサンジ

「じゃあ、気をつけてね」

「はい、ありがとうございました」

サンジは診察所を後にした

「ふふ、赤ちゃん
俺とゾロの」

サンジは、お腹をさする
やはり、ナミとロビンは正しかった

「ゾロ、迷惑かな
船を降りることになっても、ちゃんと産んであげるからな」

サンジは、微笑みながら、再びお腹をなでる
夢は、産んだ後でも遅くはないのだ

サンジが歩いていると

「サンジ!!」

「ゾロ!!」

ゾロがやってきた

「剣、綺麗になった?」

「ああ、バッチリだ
これで、お前を守れる」

ゾロは、サンジの頭をなでる

「体調どうだ
悪くねぇか」

「今のところ、大丈夫」

「そっか、よかった
ごめんな、一緒に下見いけなくて」

「ううん、気にしないで」

ゾロは、サンジの頭を撫でる

「ねぇ、ゾロ」

「ん?
なんだ」

「聞いてほしいことがあるの」

「ん?」

ゾロは首を傾ける

「ゾロはこども好き?」

「好きではないな
野望の邪魔になる」

「そっか」

ため息をつくサンジ

「けど、お前との子ならほしいな」

「えっ」

「きっと、可愛いんだろうな」


サンジの頭をなでるゾロ

「本当に、ほしいっておもう?」

「ああ」

ゾロは微笑む

「よかった」

「何が?」

「ううん、何でもない
食糧、買いにいこ」

「ああ」

ゾロとサンジは買い出しに向かった

ー1時間ー

サンジとゾロは船に荷物をおきにきた

「はい、ゾロ
お茶」

「サンキュ」

ゾロは、サンジの頭をなでながら、お茶をもらう

「ごめんね
荷物もってもらって」

「気にすんな」

荷物は、ほとんどゾロが持ち、軽いものをサンジがもった

「お前、体調悪そうだが、大丈夫なのか?」

「うん、大丈夫
ありがとう」

「ならいいけどよ」

ゾロは、サンジの頭をなでる

「(ゾロ、ありがとう
可愛いといってくれて
ほしいといってくれて
でも)」

サンジは俯く

「どうした?」

「ううん、ちょっと休むね
お休み」

「おう、お休み」

サンジは、格納庫に向かってやすむのであった
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