サンゾロ 恋人シリーズ

□馴れ初め
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「...」

ここは、キッチン
ゾロは、ぼーっと食卓を見ていた
そこには年少組を相手しているサンジ

「ルフィ、おかわりあるから勝手に人のを取んなっていってんだろ!!」

「ふへぇふへぇ」

人の料理まで手をつけるルフィにまず怒り

「チョッパー、落ち着つけ
なくなりゃしねよ」

「うん」

慌てて食べるチョッパーの頭を優しくなで

「ウソップ、キノコを残すな!!」

「うー、キノコは苦手なんだよ」

最後にキノコを残そうとするウソップに優しく注意する

「なんか、お母さんみたいねサンジ君」

「ふふ、そうね」

ナミとロビンがクスクス微笑む

「ねぇ、ゾロもそう思わない?」

「えっ、何がだ?」

「サンジ君がお母さんみたいって」

話を聞いていなかったゾロにいうナミ

「ふふ、では剣士さんは父親かしら」

「あははは
ロビン、傑作」

ナミとロビンがまた、クスクス微笑む

「(俺が父親?
コックがお母さん?)」

ゾロは、サンジをみる
するとすぐに

「(あいつが皆の母親なら...皆の父親親になってもいいかもしれねぇ///
二人でみんなを///)
///」

二人で皆を守る姿や、色々な行動を想像したのか、ゾロは、顔を赤くする
もう、既にわかっただろう
ゾロはサンジに恋をしている
初めて出会ったときから
ゾロは、サンジに関することだけは乙女思考なのだ

「ゾロ、どうしたの?
顔赤いわよ」

「剣士さん、大丈夫?」

「えっ?
大丈夫///
心配すんな」

ナミとロビンが心配し声をかけ、ゾロが赤面しながら答える

「おい、ゾロ」

「な、なんだコック」

「ほれ、酒
飲みすぎんなよ」 

「さ、サンキュー」

サンジは、ゾロに酒をだす

「おい、ゾロ
顔があけぇじゃねぇか
どうしたんだよ」

サンジは、ゾロの頬にてをやる
しかし、パシン

「いてぇ!!」 

ゾロは、はたいてしまった
サンジは手を押さえる

「(はたいちまったっ
心配してくれて嬉しいのにっっ)」

ゾロは、自分のした行動にショックを受ける
しかし

「いきなり触んな!!」

「てめぇ!!
人が心配して!!
わぁった!!
もう、心配しねぇよ!!」 

ゾロの言葉にサンジは怒りながらキッチンから出ていった

「くっ」

ゾロは、涙を流す

「(何であんないい方しか...できねぇんだっっ
ふぇ、嫌われたらどうしよう)」

ゾロは、素直にいえない自分に嫌気がさし、涙を流す

「ねぇ、ゾロ」 

「な、なんだよ」

ゾロは、服で涙をふき、ナミをみる

「あんた、もしかしてサンジ君のこと」

「あら、航海士さんもそう思った?
私もそう思ったの」

ナミとロビンがいう
どうやら二人にはばれてしまったらしい

「えー!!
ゾロがサンジを!!」

「いつも、喧嘩してんのにか!!」

「この肉うめぇー!!」

ウソップとチョッパーは驚き、ルフィは話に関係がない言葉を言う

「馬鹿ね
好きだから、そっけない態度しちゃう人もいるのよ
その恋がばれたくないから」

「ふふ、航海士さんの言う通りよ」

ナミとロビンがいう

「ゾロ、いつからなの
ねぇ、教えて」

「初めて出会ったときからだ///」

ナミが手を重ね、教えてポーズをすると、もうばれている為、素直に答えるゾロ

「じゃあ、ゾロが、バラティへで、ごはんを食べてるときに嬉しそうだったのって?」

「あいつに惚れたからだ///」

ナミがいうと、ゾロは赤面しながらいう

「嫌われちまったかなっ
手、はたいちまったし
あんな、言い方しちまったし」 

ゾロは俯く

「ゾロ、伝えてらっしゃい
好きだって」

「えっ、けどよっっ」

ゾロの瞳がうるうるする

「恋愛に男同士とか、関係ないわ
好きなんでしょ
それとも、私かロビンにとられてもいいの?」

「ふふ」

ナミとロビンがいう

「好きだ///
とっちまったら、嫌だっっ」

最初は赤面するが、とられるという言葉には一滴の涙を流す

「ごめん、大丈夫よ
私が、サンジ君を好きになるなんてことないから
仲間としては好きだけどね」

「ふふ、私も大丈夫よ
貴方からコックさんは奪わないわ」

ナミとロビンは、ゾロの頭をなでる

「さぁ、いってらっしゃい」

「頑張って、剣士さん」

「っ!!」

ナミとロビンの言葉をきき、ゾロはキッチンを急いで後にした

「これからが楽しみ
でも、ちょっと複雑
ゾロ、可愛いから無理させられないか
はぁ、よりによって、何でサンジ君なのよ
確かにサンジ君はかっこいいけど、女好きなのに」

「ふふ、そうね
剣士さん、可愛いから心配ね
でも、何かあったら私たちが守ればいいんじゃないかしら」

「絶対、ゾロに悲しい思いさせたり、傷つけたら、サンジ君、許さないんだから」

「ふふ、私もよ航海士さん」

ナミとロビンがいう

「「こぇぇ
ナミとロビン」」

「肉、うめぇ」

チョッパーとウソップは、ナミとロビンの会話に震え、ルフィは肉を夢中で食べ続けるのであった
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