大まる 恋人シリーズ

□大まる
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「んーっ」


季節はある12月
ももこは大野の家に泊まりに来ていた

「寒い」


大野に抱きしめられてはいるが寒さを感じるももこ
ももこは大野の腕の中から抜け出し、窓に近寄りカーテンを開ける
すると


「凄い!!」

外を見てみると雪が積もっていた
どうりで寒いはずである

「けんちゃん!!けんちゃん!!」

「もう少し」


大野のは布団をかぶる



「お願い、けんちゃん!!!」


「ふわぁぁ。
おはようさん、もも」


ももこに、お願いされては起きないわけにもいかなかった


「どした?」


大野はももこの頭を撫でながら問いかける


「外見て
凄いよ」

「?」


大野は窓に近寄り外を見る


「へぇ、雪か」


大野の目にも雪が移る

「すげぇな」

「綺麗だよね」


微笑みながら話す大野とももこ


「外にいってもいい?」

「いいけど、暖かい格好しろよ」

「うん!!」


ももこは、手袋をつけジャンパーを着ると外へ向かう。
大野も手袋をつけ、ジャンパーを着ると外へ

「冷たい」

「雪だからな」


ももこの言葉に微笑む大野

「けんちゃん」

「何?」

「えい!!」

「!!!」


大野の顔に雪がぶつかる

「やったー!!」


ももこは、当てれたことが嬉しいのか喜ぶ


「もも!!
ほらっ、お返しだ!!」


「きゃぁぁ!!」


そんな、ももこをみて大野は微笑みながら自分も雪玉を作りももこに投げる
すると見事にヒット


「えい!!」

「おりゃ!!」

2人の雪合戦が始まった
そして時間は経ち


「もも、寒くないか?」


「ちょっと、寒い」

二人の体は冷えてくる


「おいで」

「うん」


大野はももこを抱きしめる

「けんちゃんも冷たい」

「誰かさんが一杯当ててくれたからな」

「ごめん」


大野の言葉をききももこは謝る

「気にすんな。
楽しかったか?」

「凄く楽しかった」


だが大野は気にしておらず微笑みながら問うとももこは笑顔で答える


「家で温まったら昼からは一緒に雪だるま作るか」

「つくる!!」


大野の言葉を聞きももこは笑顔で返事をする


「中に入って一先ず体を温めるぞ」

「はーい!!」


大野とももこは手を繋ぎ家の中に戻っていった。
今日も楽しい一日が始まるのであった


ー終わりー

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