ベイカー街の亡霊と迷宮の十字路

□ベイカー町の亡霊
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「ったく、テレビゲームの発表会如きで物々しいったらねえな」

「この発表会にこぎ着けるまで、産業スパイとかいろいろ暗躍したみたいだよ」

「コクーンの登場で、ゲーム業界の地図が一挙に変わるって言われてますからね」

「おっ、何だ?あれは」

元太が近くの窓ガラスにへばり付く。

「あ、もしかしてあれですよ!コクーン!!」

「俺もコクーンやりてえぞ!」

「それは無理ですよ。
朴達パーティには呼ばれたけどコクーン体験者には選ばれてないんですから」

「でも、歴史上の事件をゲームの中で体験できるってのは、少し興味あるわね」

「だろっ!?」

「本物のタイムとラベルに旅立つって感じですよね」

「たかがゲームだろ?」

「コナンくんってコンピュータゲームが苦手なんだよね」

「未だにファイナル・クエストで苦労してるもんな」

「指先、案外不器用ですよね」


「うっせーな」

コナンは顔をうっすらと赤く染め、小さくつぶやくのであった

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