大まる 恋人シリーズ
□大まる
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「ん。」
大野が目を覚ました
「(12時か。
はぇぇな)」
携帯を開け時間を確認すると12時を回っていた
「(タオル
母さんが帰ってきたのか?)」
大野の額にはタオルが乗っていた
大野が不思議がっていると
「おはよう、けんちゃん」
「もも!!」
そこには学校で授業を受けているはずのももこがいた
「どうしてここにいんだよ!!
学校で授業を受けてるはずだろ!!」
「学校にいってHRでけんちゃんが欠席ってきいて、四時間目までは受けて早退してきちゃった」
大野が聞くとももこは答える
「けんちゃん、ごめんなさい」
「はぁ?
何でももが謝るんだよ」
「だって、まる子のせいでしょ
まる子が風邪引いてるのにキスしたから」
「バーカ、あやまんな。
俺が好きでした事だぜ」
「けんちゃん」
大野がももこの頭を撫でながら言う
「ももの風邪が治って良かったぜ」
「ありがとう、けんちゃん///」
赤面しながら礼を言うももこ
「あのね、けんちゃん」
「ん?」
「お腹すいてる?」
「おう」
大野は返事をする
「じゃあ、お粥持って来るね
ちゃんと寝ててね」
「へーい」
大野が返事をするとももこは台所に移動し、お粥をお盆に乗せ戻っていく
・・・・・・・・・
「けんちゃん、入るね」
「おう」
大野が返事をすると寝部屋にはいる
「はい、お粥」
「あんがと、上手そうだな」
大野が感想を述べる
「もも」
「なーに」
「食べさせてくれ」
「う、うん///」
赤面しながら承諾するももこ
「あーん」
「あーん」
ももこはスプーンにすくったお粥をふぅふぅと冷やすと大野の口に綺麗にいれる
「どう?」
「上手い」
「やったー」
感想をきき喜ぶももこ
その後も、ももこに最後まで食べさせてもらう大野
そして
「ごちそうさん」
「お粗末様」
大野は食べ終わり、ももこは鍋にふたをする
「風邪薬とって来るね」
「箱の中に入ってっから」
「はーい」
ももこは、台所に着くとまず鍋を流し台におき
次にコップに水を注ぐとおぼんにのせ薬箱から薬を二錠取り出し、それもおぼんにのせると大野がいる寝部屋に移動した
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