大まる 恋人シリーズ

□大まる
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「綺麗だね」

「おお、綺麗だな」


紅葉を見ながら感想を述べる大野とももこ

「けんちゃん!!」

「何?」

「見て赤い紅葉」


「綺麗じゃん」

ももこは微笑みながら言い、大野も微笑みながら頷くとももこの頭を撫でる


「もも、見てみ。
黄色の紅葉」


「綺麗」



大野は黄色い紅葉を拾い蔵馬に見せる

「沢山あんな」

「うん、沢山あるね」

大野とももこは紅葉を見ながら言う
1時間、大野とももこは静に紅葉を見つめた
そして時刻はお昼


「もも」


「なーに」


「食べるか」


「うん!!」


ももこは弁当箱を開ける
そこにはおいしそうな具財やおにぎり



「今回もうまそう」



「ありがとう」


大野が感想を言うと、ももこは礼を言う


「「いただきます」」


大野とももこは合掌すると弁当を食べ始める



「どう?」



「美味しい」


「やったー!!」


「あんがとな、もも」


「えへへ」


大野とももこは微笑みながら食事をする
そして



「綺麗」


「すげえな」


紅葉を見る大野とももこ


「けんちゃん」


「ん?」

「あのね・・・」


ももこがてをもじもじしていると

「来年も来ような」

「うん!!」

来年の紅葉がりも約束する大野とももこ


「ご馳走様」


「お粗末様」


ももこは弁当を片付ける

「にしても、紅葉は見てても飽きねぇな」



「ふふっ」

「?何?」


いきなり笑うももこに大野が不思議がり聞く


「けんちゃん。
花見にきたときも言ってたよ」


「くっ。
あははははっ」


「えへへ」


ももこが言うと微笑む大野とももこ




「にしても人いなくなってきたな」

「もう、夕方だもん」


ももこが言う通り時刻はもう夕方
周りの人も少なくなっていた


「俺達も行くか」


「うん」




大野とももこは立ち上がり手を繋ぐ。
そして大野は弁当箱を片手に持つ


「行くぞ、もも」

「うん!!」

大野とももこは微笑みながら駅に向かった


・・・・
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