犬夜叉受け

□弥犬
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「くっ!!」

「弥勒様」

弥勒は悔しそうに地面を拳で殴る

「止めて、法師様」

「珊瑚」

珊瑚が弥勒の手を握りやめさせる

「とにかく追おう。
奈落が去ったところに必ず犬夜叉はいる」

「ああ!!」

珊瑚の事は背を聞き力強く頷く弥勒
そして、きららに乗る弥勒達


「行って、雲母」

「ガゥ!!!」

雲母は奈落たちが去ったほうに向け走り始める

「(必ず助けます。
待っているんですよ、犬夜叉)」

拳を握りながら犬夜叉を思う弥勒なのであった





ー奈落たちと犬夜叉ー

「神楽、赤子を犬夜叉に抱かせろ」

「ああ」

犬夜叉に赤子を抱かせる

「ううっ」


犬夜叉は離したくても離せない

「赤子よ、犬夜叉の心を汚せ」

「ああ」

赤子は犬夜叉の心の中に入っていく


「(弥勒、助けてくれっ)」

犬夜叉は仲間でもあり恋人である弥勒を思う
すると

「犬夜叉よ、法師や仲間ははこんぞ」

「っ」

「あやつらはお前を嫌っている」

「(そんなことねぇ。
弥勒やかごめ達はいつだって俺を大切にしてくれる)」


「ほう、こばむか。
ならなぜすぐに追いかけてこない
嫌われてるからではないのか」



「っ」

犬夜叉は目を瞑りながらしわを寄せる

「法師や仲間達を恨め。
あやつらは決して迎えにはこん」


赤子が微笑みながら言う

「神楽よ、かけらを使って犬夜叉に埋めろ」

「ああ」

犬夜叉の額にかけらを当てる神楽だが

「ん?」

「どうした」

「こいつまだ拒んでやがる」

「何」

かけらを押し戻す犬夜叉
そして神楽の言葉に驚く奈落

「違うっ」

「「っ!!」」

「あいつらは・・いつだって・・俺を大切にしてくれる」


「「・・・・」」

「優しい眼差しを・・いつも俺に・・向けてくれる」

犬夜叉の言葉に神楽たちは黙る

「お前達の・・言葉は・・信じねぇ。
弥勒やかごめ達は・・きっと・・きてくれる」

犬夜叉は目を開きながら言う

「どんな・・ことがあったって・・・
俺が弥勒やかごめ達を・・にくむことは・・できねぇ」

「ほう、その理由は」

「理由なんて・・聞かなく・・たって・・分かってんだろっ。
俺が・・・弥勒の事やかごめ達の事が・・・大好きだからだ!!!」



奈落の問いに犬夜叉が答えたとき

「犬夜叉!!!!」

弥勒が壁を突き破り入ってくる


「(弥勒・・きて・・くれた)」

「犬夜叉!!」

犬夜叉が後ろに倒れ、弥勒は優しく支える

「ほう来たのか」

「貴様、奈落!!
絶対に許さんぞ!!
覚悟はできているか!!」

奈落を睨みながら言う弥勒
そして、そこに
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