大まる 恋人シリーズ
□大まる
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「むう」
「どうしたんだよ、もも。
ほほふくらませて」
「雨ばっかり」
「しゃあねぇだろ
梅雨なんだから」
「そうだけど」
季節は梅雨
最近は雨ばかり
「学校の時はいいけど、休みの時はいやになるよ」
雨を見ながら言うももこ
「雨って嫌いだよ。
じめじめするもん」
ももこは嫌な理由を言い、大野を見る
「けんちゃん」
「ん?」
「けんちゃんは梅雨好き?」
ももこは大野に聞く
「好きでもねぇし嫌いでもねぇ」
「よくわかんない」
ももこは首を傾ける
すると
「・・・・」
「け、けんちゃん!?」
大野はももこを抱きしめる
「外に出たら２人きりにはなれねぇ。
けど、中だとこうやって俺とももだけで過ごせるだろ」
大野が微笑みながら言う
「じゃあ、今日はずっとくっついてよ」
「もも?」
ももこは大野の背中に手を回す
「けんちゃん。
この頃、部活で忙しそうだったもん」
「ふはっ、大歓迎だぜ」
大野とももこは抱きしめる力としがみつく強さを強める
そして
「もも」
「けんちゃん」
大野とももこは見つめ合う
そして
「愛いしてる」
「大好き」
大野とももこは、ゆっくりキスをするのであった
ー終わりー