黒バス長編
□森に行こうぜ
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誠凛結成から数日後、日向達はすっかり居心地の良くなった拠点でくつろいでいた。
「依頼来ねーな…」
まだ誠凛ができた事が辺りに広まっていないのか仕事は数件しか来ていない。
「依頼はいらねえ?キタコレ!」
「あーもー伊月黙れ」
ぺちん と日向が伊月の頭を叩いた。
すっかり見慣れた光景を見ながら木吉はあることを思いついた。
「なぁ森に行かないか?」
「えっ?」
「はぁ?」
伊月と日向が木吉をみた。
トレーニングメニューを考えていたリコは手を止めて木吉に訊ねる。
「なにか森にあるの?鉄平」
「いや,時間もあるし今のうちに食糧や薬草とかを採っといた方がいいんじゃないかと思ってな。」
食糧や薬草は街などでも買えるが自給自足した方が安いに決まっている。
「そうね…。じゃあ森にいきまょうか!」