黒子のバスケ

□今年一番の告白
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from 小金井先輩

誰か夜空いてねー?



ベッドでゴロゴロしていた降旗の携帯が鳴った。
いわゆる年賀メールかと思い携帯を開くとこんなメールが届いていた。
今日は元日である。
ほとんどの友人は家族と帰省しており両親も正月休みなど知ったことかと仕事へ行った。
初詣に行く相手などいない。
つまり予定は空いているのである。

(どうしようかなぁ…)

メールを見る限りバスケ部全員に出している。
下手に空いているとメールを出して先輩達の集まりに水を差すのも悪い気がする。

「でも皆に出してるし…」

正直このまま寝正月というのも捨てがたい選択肢だ。
この暖かい部屋から出るのも惜しい。

「でも先輩が誘ってくれてるしなぁ」

おそらくこの先輩と出掛ければ楽しいこと間違いなしだろう。
せっかくの短い休みを寝て過ごすのも勿体ない。
なにより相手は降旗が淡い恋心を抱いている相手だ。
断るのはチャンスを溝にすてるのと同義。
そう考えて降旗は空いています。とメールを送った。
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