First Story

□決心
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ご飯を食べてしばらくの沈黙





変に緊張した。




和「あのさ…





昨日のことなんだけど…」





ひかり「…うん」





和「ごめん!






…ホントにごめん」






ひかり「覚えてるの?」





和「うん。覚えてるよ。





何言ったかは覚えてないけど





何やらかしたかはハッキリと…」





ひかり「ビックリした…」





和「そうだよね…」





ひかり「いきなりあんなの…





しかも酔っぱらった勢いで」





和「うん…ごめ」





ひかり「でも…





かずの気持ちすごく嬉しかった。」





和「え…





て、いまかずって!」





ひかり「あたし…





翔さんのことばかりで





かずのことちゃんと見えてなかった。




いつもそばにいてくれたのに。





いつも支えてくれたのに。」





和「ひかり…」





ひかり「あたしかずのことちゃんと考えるから。」





和「俺…嫌われてないの?」





ひかり「嫌いになんか





なるわけない…!」





和「ありがと…」





和也はひかりを抱きしめた。




ひかり「こちらこそ…





ありがと。」





そう言ってひかりも





かずの背中に手をまわして






ギュッと抱きしめた。
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