First Story

□君を守る
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2人並んでソファーに座る。






なんだか気まずい沈黙が続く。






和「…」





ひかり「…」






和「ひかり。」





ひかり「はいっ」






和「俺のこと…避けてた?」





ひかり「避けてなんか…






ただ…どう接したらいいのか






わからなくなっちゃって…」






和「なんで?」






ひかり「かずくんは…





あたしの中でスーパースターみたいな存在で





ずっと憧れの人だった。






それは小さかった頃の思いでと






会わなかったこの14年間が作り上げた気持ちで





そのかずくんから好きだって言ってもらって






すごく嬉しかったんだけど





なんか普通にできなくなって…」






和「憧れの人






ですか…。





あの時言ったこと、全部ホントだから。





本気でひかりのこと好きだから。」






ひかり「かずくん…でもあたし」





和「わかってる。





俺じゃないのはわかってる。






大切な仲間がライバル






それも覚悟できてるから。






俺はあきらめないよ?」





和也はニコっと微笑みひかりの手をにぎった。
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