First Story
□どこにでもある唄。
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翔「聡美、
俺がもっと有名になって
トップスターになったら
絶対結婚しような!」
聡美「うん!
それまでにあたしも頑張って
翔に釣り合うくらいの
ビッグな女優になるね!」
六年前、俺には
絶対に俺が守りたい
そう思える人がいた。
彼女は今は有名な大女優だが、
その時はまだあまり名も知られていなかった。
スタジオで初めて会って
俺の一目惚れだった。
笑顔が可愛くて清楚で
文句なしの自慢の彼女だった。
毎日が幸せだったのに
ふたりの写真が週刊誌にのり
幸せな日々は一瞬で壊れた。