First Story
□キス
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聡美との約束の時間。
俺は冷静に話せるだろうか。
変に緊張していた。
聡美「翔！」
冷静に
冷静に話し合おう
そう思っていたのに
聡美の顔を見た瞬間
怒りが込み上げてきた。
聡美「ここ座っ」
翔「聡美お前…なにしたかわかってるか？」
聡美「…」
翔「自分がなにをしてるか…
なんの関係もないひかりちゃんにどんなヒドイことしたか…
わかってんのか！」
聡美「怒鳴らないでよ！
なにが悪いの？
あたしは同じことをしただけ。
６年前あたしが翔のファンに傷つけられたように
翔のファンを使ってあの子を傷つけただけ！
翔に復讐しただけ！」
翔「なら俺にしろよ！
なんでひかりちゃんまで…」
聡美「珍しいね。翔がそんなムキになるなんて。
それだけ大事な子なんでしょ？
だから傷つけてやろうと思ったの。」
翔「お前…最低だな…。
もうひかりちゃんに近づくな。
これ以上何かしたら…
俺絶対許さないから。」