あなたの声を…

□あなたの声を…2
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人間っていうものは
ショックが大きすぎると逆に冷静になれる
と誰かが言ってた


うん
その通りだと思う


「にして、おぬしは何者かの?」
と、自称ダンブルドアさん


えーと
どうしよう

生徒ってことに…

「どうして生徒でないおぬしがここにいるのじゃ?」

あっばれてるし!


これって言うべき?
異世界人ですって言うのは変人だと思われるだろうし、
未来を知ってるってのも変だし

ぱっと意識を目の前の
自称ダンブ…(以下省略)に戻すと


『キャー!!』
わたしの今までの記憶が走馬灯のように流れ出し…

『…ハァ、ハァ』

ちょっと吐きそう…
いきなり開心術とか…
なんなのコイツ
サイアクだ

まあ確かに
私、不審者っぽいけどさ…


「ほう…そんなことが…
すまんかったのう、少し記憶を見せてもらった。」
『………いえ、大丈夫です』

怒りに任せて青い瞳を睨み付けてみたら……
なんだか落ち着いてきて不思議と
この人なら信頼してもいいのかも
と思えてきた

「最近は物騒だからのう、疑ってすまんかった」



「名前をおしえてくれないかのう?」

『麻穂

… マホ・ノダです』
「マホか。よい名前じゃな」
『…あ、ありがとうございます』

穏やかに笑いながら
「#nane3#
もし行くところが無いのならホグワーツの生徒にならんかのぉ?」
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