ネガイ屋キラボシ堂
□第九話 始まりのオモイ終わりのネガイ
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口角を上げる帝
帝「油断大敵」
長い剣を幻覚の渦から突き出す帝
刺される星
星「な……!!」
叫ぶ紡
紡「親父ッ!!」
幻覚の渦から抜け出す帝
帝「…やァっと抜けれたァ…」
地面に片膝を付く星
星「幻影…ですか…」
ニッコリと笑う帝
帝「うん♪幻覚で来たから幻影で返してあげたんだよォ…そっちは偽者ォ」
苦しそうな星
星「…っはぁ…」
しれっと言う帝
帝「早く解毒しないと死んじゃうよ?」
驚く紡
紡「…まさか毒が…!?」
星に駆け寄ろうとする求
求「すぐに…手当てを…!!」
強い口調の星
星「僕は大丈夫です!!」
思わず立ち止まる求
求「!?」
柔らかく笑う星
星「ですから…夢人くんをお願いします…」
眉を寄せる求
求「…っ!!」
求を見据える紡
紡「求…お前にしか…出来ねぇんだ…」
しっかりと頷く求
求「…分かりました」
可笑しそうな帝
帝「無理だよ…先輩にはアタシを止める事なんて出来ないんだからァ…」
キッと帝を睨み付ける求
求「…自分の後輩の起こした事です…自分が…止めてみせますますッ!!」
笑顔の消える帝
帝「………」
念ずる紡
紡(モノローグ)「……間に合ってくれよ……ッ!!」