ネガイ屋キラボシ堂

□第七話 それぞれのネガイ因縁のオモイ
4ページ/15ページ

歩いて来る帝

帝「素敵なお話しだねェ」

驚く紡

紡「…!!」

ニッコリと笑って右手を差し出す帝

帝「ちゃあんと自己紹介してなかったよね…アタシは巽 帝。宜しくねェお兄さんっ」

帝を睨み付ける紡

紡「…お前この前の事…どう言うつもりだ」

しらばっくれる帝

帝「えー?何にもしてないじゃん」

怒鳴る紡

紡「…しらばっくれてんじゃねェよ!!ネガイを叶える気はねぇ様だし…」

クスクスと笑う帝

帝「…怖いなァ」

眉を寄せて帝の肩を掴む紡

紡「俺達の何を知ってんだ!?」

心配そうに二人を見るチョコ

チョコ「………」

視線を外す帝

帝「…痛いよ…」

手を離す紡

紡「…っ!…わ、悪い…」

俯く帝
可笑しそうに笑い出す

帝「………っふ…アハハハッ」

驚く紡

紡「……ッ!!??」

楽しそうにくるくると回る帝

帝「ぜーんぶ…ぜーんぶ知ってるよ…」

チョコと紡を探す二人

輝音「あれぇ…二人とも買い物途中に何処行ったんだー…?」

公園を覗く心

心「確か公園に行くって…」

二人を見つける輝音

輝音「あ、本当だっ」

帝を見つける輝音

輝音「あれ?あの娘…」

低いトーンで話す帝

帝「お兄さんがユメリを救えなかった事も」

驚く紡

紡「…!!」

帝「夢想の館の女の子がユメリを殺そうとした事も」

立ち尽くす輝音

輝音「…っ」

クスリと笑う帝

帝「夢人が呪われた子だって事も」

歩いてくる二人
驚いて立ち止まる夢子

夢子「!」

帝「人殺しだって事も」

厳しい表情をする星

星「………」

可笑しそうな帝

帝「本当の家族じゃないって事も!!!!」

叫ぶ心

心「…やめて!!!!」

驚く紡

紡「お…ふくろ…」

涙を流す心

心「やめて…夢ちゃんは…夢人は私達の家族…よ…っ」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ