ネガイ屋キラボシ堂

□第四話 切なきネガイ幼きオモイ
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夢人(チャプターコール)「切なきネガイ幼きオモイ」

夢人に飛び付く鞠野

鞠野「ゆっめりさまーv」

明らかに嫌そうな表情をする夢人

夢人「……〜っ」

ぱっと夢人から離れてバスケットを取り出す鞠野

鞠野「今日はクッキーを焼いて来ましたのっv」

完全拒否する夢人

夢人「いらない」

悲しそうな鞠野

鞠野「クッキーはお嫌いでした?」

夢人「何入ってるか分からないモノはいらない」

しょげる鞠野

鞠野「…そうですかぁ…」

椅子に座る輝音

輝音「あーぁ。かっわいそー。鞠野ちゃんが心を込めて作ったのにー」

輝音を睨む夢人

夢人「…うるさい」

苦笑する鞠野

鞠野「良いのですわ…まためげずに作ってきますから…」

鞠野を見る夢人

夢人「…で、アンタは何してんの?」

夢人の手をさり気なく持ち上げる鞠野

鞠野「え?えっと…夢人さまの手相を見てましたのよv」

手を払う夢人

夢人「じゃあその紙と朱肉は何?」

微笑む鞠野

鞠野「これは婚姻届と良いまして、この朱肉を親指を付けましてここに押すと、ずっと一緒に居られますのよっv」

目を細める夢人

夢人「最悪。ってか婚姻届くらい見たら分かる」

頬杖をつく輝音。

輝音「自分で聞いたくせにねー」

無視して鞠野を見る夢人

夢人「何もする事ないんだったら帰れ」

目を潤ませる鞠野

鞠野「Σ酷いですわっ夢人さまっ!!私はこんなに夢人さまを愛してますのにッ!!」

疲れた表情をする夢人

夢人「…どうにかしてよ…」

悟るように言う輝音

輝音「恋する乙女は止められないのよ…」

訝しいげな夢人

夢人「何ソレ…」
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