緑のしおり

□スマブラ世界へ~2~
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僕とゼルダはピットに案内されスマッシュブラザーズに行くことになった。
さっきまでいた森を抜けると、
「…うわあぁ…!」
「す、すごいわ!」
僕とゼルダは感嘆の声を上げる。
そこには、沢山の人々、沢山の家々、スカイロフトでは見れない光景が広がっていた。

「ねぇピット!今日は何かのおまつりなのかしら!?」
前を歩いているピットにゼルダが訪ねる。
「え?いえ、今日は特に何もなかったと思いますけど…」
「人が沢山いるけどこれが普通なの…?」
僕が聞くピットは少し間を置いて、あぁ!と声をあげた。
「ぼくも最初に人間界を見たときには驚きましたよ!」
そう言って笑顔で振り向く。
「リンクさんとゼルダ…さんもそんな感じなんですかね?」
なぜかゼルダの名前で間をおく。
姫と言ったことと関係あるのだろうか。
「さん付けなんてしなくていいのよ。」
「それより、に、人間界って?」
僕が尋ねると、
「性分ですから、そう呼ばせてください…。それと、僕、天界から来たんです!一応天使なんですよー!」
この羽が証拠です、とはためかせて見せた。
「天使っ!!?」
「言い伝えの中だけの存在だと思っていたわ…」
ピットは照れたように笑った。
「えへへ…ここに来てからはよく言われます…」
笑顔で、それで…とピットは続ける。
「お二人の来たところはどういう所なんです?」
その問いかけに僕らは、うーん…と言葉を詰まらせた。
「…空に浮いた島みたいな感じかな?」
ピットは僕らの答えを聞くなり、
「わあぁ!僕の天界と似ています!」
そう言って、ぱあぁっと笑顔を見せた。
「行ってみたいなー…。あ!着きましたよ!」
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