NEW GAME
□以心伝心
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「くぁーっ、やっと終わったあああ!」
長時間のプレイからか、伸びてあくびをしながら言う。
「ねー!楽しかったぁー!」
P-Pは、疲れは見えるものの元気はまだまだあるようだ。
「なんでお前そんなに元気なんだよ。疲れてねーの?」
「んー、疲れたけど面白かったから。」
「ほんとゲーム好きだな。」
「うんー!」
実況を録る前と同じ笑顔で答える。
「あーでも俺は疲れた!!!小腹も空いたしなんか食おうぜ。」
「でも今つまめるようなものなんてないよ。」
「まじかー。んじゃあPちゃんなんか買ってきてよ。」
「えー!!つわはすさんがお腹空いてるならつわはすさんが買ってきなよ!!」
嫌そうな顔で反抗する。
「俺は疲れてんだよ。お前疲れてるけど元気なんだろ?」
「…今疲れた。」
「ふざけんな!!」
「じゃあじゃあ!ここは公平にじゃんけんで決めよ!」
「お!いいじゃん、絶対負けねー!」
「僕も絶対負けない!」
「ん?フラグたてちゃっていいのかなーP-Pくん?」
「むかつく!!絶対負けないから!」
たかがじゃんけんで、異様にピリピリした空気に包まれる。
二人は見つめ合い、同時に息を吸った。
「「じゃーんけーん ぽん!!!!」」