テニスの王子様
□※プレゼント
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今日は私の恋人、手塚くんの誕生日という事でしたが
私としたことがプレゼントを買うのを忘れてしまい、
そのかわりとして手塚くんのお願いを一つきこうと思ったのですが、
その手塚くんのお願いというのが・・・
「あの・・手塚くん」
「何だ?」
「本当にそれじゃないと駄目ですか?
もっとほら・・・」
「駄目だ、これ以外は却下だ」
「うっ・・・」
まさか女装してデートしろなんて・・・
真面目な普段の姿からは想像できないお願いで聞き返してしまった。
「俺に誕生日プレゼントをくれるんだろ?」
「・・・分かりました」
耳元で言われて観念することにした。
そもそも私がプレゼントを忘れてしまったのがいけないんですしね・・・
そう思っておきましょう。
しかし渡された服を見て私は目を丸くした。
「これを私に着ろと・・?」
「そうだ」
渡されたのは丈が膝までの長さのいかにも女性らしいスカートだった。
「さすがにこれは・・もし町でメンバーに会ったらどうするんです!
いくら女装してるからってバレますよ」
「それなら心配ない」
手塚くんが落ち着いた声で言ってくる。
「えっ?」
「すでに幸村に許可はとってある」