テニスの王子様
□※新婚ごっこ
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「そんな心配そうな顔しないでも、すごく美味しいよ」
その言葉にホッとする。
「良かったです」
それから、2人でたわいのない話をしながら食べた。
「ごちそう様でした」
「おそまつ様でした」
お皿を洗っていると、いきなり幸村くんが背中から抱き締めてきた。
「比呂士・・・」
「何ですか?」
本当は、大体何のことか分かっていましたが、ここは分からないフリをする。
「分かってるくせに・・・ほら、早く比呂士をちょうだい?」
「・・・良いですよ」
振り向くと、幸村くんがキスをしてくる。
「ンッ、ふぅ・・ん、あ・・ン・・ンッ・・」
深く濃厚なキスにすぐに何も考えられなくなり、身体に力が入らなくってしまう。
「あっ・・待って・・・下・・さい・・」
「どうした?」
訴えると唇を離してもらえた。
「服・・汚れてしまうので脱がないと」
「・・そうだ」
「何です?」
「せっかくだから、アレ・・・してよ」
「アレ、とは?」
よく分からないけど、嫌なもののような気がする。
「裸エプロン」
「何でそんなもの」
「いいでしょ、新婚なんだから・・ねっ」
新婚と裸エプロンが関係あるのか分かりませんが・・・