テニスの王子様

□※意地悪
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「2人でサボっちゃう?」

「冗談やめろよ」

「本気なんだけどなぁ」

「余計ダメだろ」

裕太と会話していて僕は気が付いた。
・・・結局2人でいられるんだったら、それを生かして楽しめばいいんじゃないか!
と、今に至る
そして、シングルス3、2と終わり、ついにシングルス1の番がやってきた。

「よし、行こうか(さっさと勝って裕太に・・・)」

始まるとラリーが続く。

「裕太、前より上手くなったみたいだね」

「その上から目線がいつまで続くかな!」

バシッという音と共に決められる。

「よしっ、」

「フフ・・」

まぁ、決められたのはワザとだけど。
勝った後もことも楽しみだけど、裕太とのテニスも久しぶりだから楽しみたいからね。

「そろそろいいかな?」

0−2で負けていたところから6−2と一気に逆転して勝利。

「兄貴、最初負けてたのワザとだな!」

「さて、どうだろうね」

「くそっ、次こそは勝ってやる!」

「それはいいけど・・さっきの約束、ちゃんと守ってね」

「約束?」

裕太は忘れるの早いなぁ・・・

「ほら、勝った方の言う事を何でも聞くってやつだよ」

「あぁ、そうか、じゃあ何するんだ?何でも良いぜ」
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