テニスの王子様

□※意地悪
1ページ/12ページ

「裕太、2人でテニスをするのは久しぶりだね」

「兄貴・・そうだな。今日は負けないぜ!」

「フフ・・僕に勝つのはまだ早いよ」

「何だよ!絶対勝ってやる!!」

「そうかい、じゃあ負けた方は今日1日何でも言うことを聞くってのはどうかな?」

「いいぜ」

「(にやっ)」

このときは裕太は気付いていなかった。すでに兄の思惑にはまっているという事に。

―・・・
今日は、僕達青学と裕太のいる聖ルドルフの合同練習を行うことになった。
僕と裕太は丁度(というかそうしてもらった)シングルス2で戦うことになった。

「フフッ、ここまでは予定通り」

「アニキ、朝は機嫌悪かったのに今はもう機嫌良いだな」

「うん、まぁね」

裕太の言うとおり、朝は機嫌が悪かった。

「えっ?合同練習!?」

『あぁ、聖ルドルフとの練習が急遽、決まってな』

「どうしても今日なの?」

『あぁ、すまない』

「ハァ・・・」

僕は電話を切ると盛大に溜め息をついた。

「仕方ないじゃん、兄貴」

「仕方なくないよ。せっかく2人とも休みで家にも僕達しかいないから、色々な事が出来ると思ったのに・・・」

「色々ってなんだよ」

「そりゃ、エッ・・」

「やっぱ、言わなくていい!///」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ