テニスの王子様

□※一人にしないで
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「侑士、誕生日おめでとー!」

「おぉ、岳人。こんな所におったんか」

こんなところとは俺の部屋。
今日は日曜で珍しく部活も無かったから、新しい恋愛小説でも買いに行こうかと思い、出掛けて帰ってきたらコイツが何故か俺の部屋にいた、ちゅー話なんやけど。

「何だよ、侑士。その態度は!せっかく俺が祝ってやってんだぞ。もっと驚けよ、喜べよ!」

「と言われてもなぁ、どうせ今年もプレゼントも何も無いんやろ」

「よく分かってんじゃん。いやー、今月も小遣いピンチではー」

「そら分かるわ。3年も一緒にいるんやから」

俺達が付き合い始めたのは、中1の時。俺の一目惚れみたいなモンや。

「そりゃー毎年プレゼントが無いのは悪いと思ってるぜ。だから毎年色々なことやってやってんじゃん」

まぁ、そうやけど

「色々って言ってもなぁ、マッサージに家事に小説の朗読。子供やないんやから」

「だって他に思いつかねーんだもん。・・・そうだ。じゃあ、今年は侑士がして欲しい事何でもやってやるよ」

何でもかぁ・・!
その時、俺の頭にイイ事が思い付いた。
俺はニヤッと笑い、改めて岳人に確認する。

「本当に何でもエエんやな?」

「あぁ、いいぜ。どーんと来い!」

「そーか。何でもかぁ」

そう言うと、岳人は俺が笑っている事に気付く。

「い、いや、何でもって言っても変な
事はナシだかんな、侑士」

「ダメや。何でもって言ったんはお前やで、岳人」

「うっ・・」

俺の前で油断しとるからこうなんのや、岳人。
俺は岳人の前に人差し指を1本突き出す。

「じゃあ、1つ目のお願いや。岳人」

「な・・何だよ・・」

岳人の質問に俺はニッコリとした笑顔で答える。

「俺の目の前で自分でしてみて・・」

そう言うと、岳人はすぐに
「ヤダッ」と言う。

「ヤダ、はナシやで岳人。何でもって言うたんやから。拒否権は無いんやで?」

「んな事言ったってやなもんはやなんだよ!」

岳人は相変わらず頑固やなぁ。まぁ、そんな所もかわええんやけど・・・
でも約束守らへん悪い子には、お仕置きが必要みたいやな。

「そう言うんやったら、こっちにも考えがあるで?」

「えっ?」

俺は岳人をベットに押し倒して素早く岳人の上半身の服を脱がすと、それで岳人の腕を後ろに縛る。

「わっ、おい。侑士何すんだよ!解けよ」

俺は一旦、ベットから離れると別の部屋から小さなボトルを持って、ベットへ戻り、ボトルの中の液体をキャップに入れる。

「岳人、口開けてや」

「嫌だっ・・ん、」

岳人が喋るためにわずかに口を開けた時、口の中に指を入れて、無理矢理開けさせる。
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