11/03の日記

16:17
ニワトリの看護(介護?)日記
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10月の気温差についていけなかったのか、ニワトリのクロさん(♀)が食欲不振でした。

元気ないなぁ・・・と心配してたけど、体重は落ちるばかり。
ご飯も野菜も突くだけ。

そのう(胃)はすっかすかで、とさかの色は綺麗な赤から赤黒くなり、次第に触ると骨が分かるぐらいに・・・

11月1日、小屋の外を散歩。
苔やカタバミを突いたり、土を軽く掘ったりして30分以上日光浴もしました。

11月2日、恐れていた事態発生。
仕事から帰ると、クロさんを抱いた母殿が居て。
朝の掃除してる最中にバタンと倒れたって。

鳥類は、弱って倒れた個体が群れの中に居ると。
まず、とさか、次に腸を引きずり出し、内臓・最終的には目玉を食べてしまいます。

私はその衝撃シーンを何度か目撃してるので、慣れたとか言いたくはないけど、慣れてます。

スプラッタとかそう言うの苦手な方はごめんなさい。
でも、これが鳥類の中のルールなのです。

発見が遅れると突きまくられる。
それが宿命です。
それが自然なのです。

クロも他のニワトリ'sにとさかを傷つけられたけど、母殿が速攻で助けたのが幸いしてか、まだそこまで酷くなくて。

でも母殿の腕の中で虫の息でした。

先代のニワトリ'sの様に、パタリと逝ってしまうんだろう・・・
墓穴はどこに掘ろうか・・・と、真剣に悩みながらも、まだ目を開けたり体を捩るクロさんをずっと抱いとく訳にもいかないから。

とりあえず、ニワトリが座れそうな小型のたらいに古座布団を敷き、上から古バスタオルを掛けて、玄関の中へ。

正直、私が寝て起きたら亡くなってるんだろうな・・・と思わずにはいられませんでした。

が、予想を反してクロさんは生きてました。

「行ってくるね」と、声を掛けて。
これが最後の見納めかな・・・と切なくなりながら仕事へ。

(明日は埋葬かな・・・間に合うように帰れるかな・・・)
と、心配しながら仕事してました。

11月3日。
が!!またもや想定外な事に、クロさんは生きてました。

両親共にこれには驚いた、と言ってました。
それは私も同じ。

パタリと倒れて、一日以上持ったニワトリなんて居なかったし。

鶏舎に勤めてた事のある母殿曰く。
「鶏舎なら立てなくなったら(生死問わず)即埋められるな」
クロさん、鶏舎じゃなくて良かったね!!

改めて、クロの生命力に感動と。
生きてくれてた事に感謝しました。

それでも体調は芳しくないのは変わらず・・・
いつ逝ってもおかしくない状況なのは変わらず・・・

死ぬ前には水を飲ますな、と言うのは知ってたけども。
くちばしに土が乾いてこびりついてるのが可哀相で、指を水で濡らして拭いてやったら。

水を飲む素振りをして。

(これは・・・)
ちょうど手に持ってたハムスターの給水ボトルをくちばしに近づけたら・・・

飲んだー!!
しかもめっちゃ飲む!!

これが末期の水になってもいい!!
喉がカラカラに乾いたまま死ぬよりはマシだ!!
と、少しずつ少しずつ飲ませて。

クロが納得するまで飲ませたら・・・奇跡がっ!!

倒れたきり立てなかったクロが立ったー!!
ふらつきながら、でも自力で立ち上がったー!!

鳥類は立てなくなったらおしまいです。

相変わらず、そのうは空っぽだし、骨と皮ばっかりでガリガリのやせっぽっちで。
でも・・・そのクロが立った。

まさに奇跡。
生命の強さに感動しました。

水が飲めだしたら、ちょっと元気が出たらしく。
でも、鳥類の流動食とか分からなくて。

小動物用だけどゼリーがあるのを思い出して、試しにクロの鼻先に近づけたら・・・

突いたー!!
食べようとしてるー!!

クロはまだ生きようとしてる!
生きたいクロを誰が見捨てるものかっっ!!

母殿と二人で様子を見ながら、水をあげたりゼリーをあげたりしてました。

少しだけでもいい。
ゆっくりお腹に入れていって、無事消化してくれれば・・・



再び、クロが地面に足をついて歩き出せる様になる事を祈って・・・

クロさんの生命力を信じて・・・



どうか、クロがまた元気に走り回れますように。

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