ゆめうた

□パートナー
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アイドルや音楽家を夢見る生徒たちが集う芸能専門学校“早乙女学園”。

歌手や作曲家を育成することに特化していて、音楽スタジオなども実際にプロの世界で使われているものと同じ設備が整っています。

そんな早乙女学園最大のイベントは、卒業時に開催される“シャイニング事務所新人発掘オーディション”。

このオーディションに合格すると、華々しいデビューが待っているとか。

SクラスとAクラスは成績優秀者があつまってるそうな、私はBだからまぁ普通の成績なのかな?

作曲家とアイドル候補は卒業までにタッグを組み、オーディションに挑むまなければならないのだ




『やっかいだなーパートナーみつからないかもなのにー』

「ほのたんー♪」

『瑠璃?なに…♪って(ほのたん??)』

「あのねっ!さっき廊下でプリンスさま見たー!」

おお、満面の笑みだ…
相変わらずかわいぃなぁ
絶対アイドルになれるよ

て言うか…

『プリンスさまって……誰?』

「えぇえ!?知らないのー!?」

ちょっとうるさい

『えー知らないよ?』

「すっごくかっこいいよ!全員AクラスとSクラスだよ!すごいよねー歌うまいしっかっこいいよ!」

あ、二回言った

『そっかーよかったねぇ』
いやー瑠璃がここまでよろこぶの初めて見た

「ほのたんかっわえぇ!」『ほのたんやめて;』

瑠璃のテンションについていけない;

瑠璃は学園に入って初めてできた友達でアイドルコースの超美少女だったりした、歌もそこそこ上手い

私は瑠璃の声が大好き、瑠璃は技術こそないけどなんといろんな声がだせる!

なんとなんと
アニメ声がだせるのだ!

私の曲にぴったり!

女の子だしこれなら問題ない

なのに…

『はぁぁ』

「いきなりため息ついてどうしたのっ?」

『瑠璃がパートナーだったら良かったのに』

そういってちょっとむくれて見せる

「かわいぃぃーでももう決まっちゃったからしかたないよーはやくパートナーみつけなよー」

『だって、アニメ声がいないもん…』

でも作曲家になりたくてきたのにパートナーがいまきゃなぁ

うーん;

「そう言えば!今度発表会あるね!」

『発表会?』

「知らないの?くじびきでパートナーを選んでその人と曲を発表するんだってーいいパートナー見つかるかもね!」

『えぇえ!?男の子だったらどうするの!?』

「がんばれ!」

そんなぁぁぁ

どうか女の子でありますように!
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