星瞬月輝−雪の章−
□† 17の星と18の月
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星は瞬き、月輝く。
世界には希望と光明が煌めき、人はそれを求める。
表と裏。
希望には高望みが、光明には不安が潜む。
それが、世界。
表の安穏と平穏は、裏での不穏と修羅の上に成り立っているに他ならない。
東の果てに位置する島国である、日本。
この地は昔から、世界の歪みが現れやすい。
地上、天界、冥界。
世界は大きく三つにわかれている。
しかし地上の人のみが、その事を知らずに生きているのだ。
つまり歪みを作り出すのは天界人か、冥界人ということである。
歪みが地上に及ぼす被害を最小限に抑えるため、現代でも使命を負った者たちが存在する。
また一人、地上の少女がその運命に直面する時を迎えようとしていた…。
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