青空の書庫

□詩を書く心
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詩を書く心は、
人を
ひとくくりにしない心。
誰にも
一つの名前で
ラベルを貼りつけない、
心。

詩の言葉は、
あなたという
誰でもあり
誰でもない
だれかに宛てた
言葉であっても、

それは
一人独りの、
苦しみに、怒りに、
かなしみに、
悔しさに、
情熱に、
愛に、
不可能なまでに
向き合おうとして
みずからと
格闘する言葉。

そのように
私は
わたしの心を、
無意識までも、
鍛え上げなければ、

私の言葉は
時の波に
いつか
流され
脆く
崩れ去るだろう。



2011年1月31日

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