skyward
□ながい旅 II
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ひとり
あおぞらの
底を
あるいて
ながい 旅に でよう
いつも
空たかく 往く
あなたを
しるべに
みつめながら
いつか
地から空へと
ひとすじ
貫いて伸びる
木のように
あたらしい
物語を
書き上げて
あなたの
ふるさとにしたい
あなたが
そのなかへ還り
そこで
あなたに
ふたたび
逢える日まで
この旅を
つづけよう
‡‡‡
別所でこの詩を最初に載せた時、一人の方が感想を寄せて下さいました。
「本当のふるさとは物語ではなく、物語を綴る作者なのかもしれないし、作者はそうなりたいのかもしれない」と。
ふるさとになれるかはわからない。到底なれないのかもしれない。
それでも、そうなりたいと思いながら書き続けたいのです。
2013.6.25.