「うーさむっ」 「はひー。ハルは冷え性なんでこの時期が辛いです。指先もほら!」 「うわ!急に手ぇ握るなよ誰かに見られたら…って、冷たー!なんでこんな冷たくなってんだよ、もう」 「ツナさんのお手手、あったかいですう〜」 「10代目、お待たせしまし…た?」 「あ、獄寺さん!」 「なに10代目と手を繋いでんだアホ女あぁー!果たす!」 「ヤキモチはみっともないですよーだっ」 「ち、違うんだよ獄寺くん!ハルの手があんまり冷たかったから、それで!」 「手ですか?…ち、しゃあねぇな。ほら、コレやるよ」 「――カフェオレ、くれるんですか?」 「誤解すんなよ!アホ女の為じゃなくて、今日は寒ぃから10代目のために買ってきたやつなんだからな!だから離れやがれ!」 「ハルはアホじゃないですっ。…でも、ありがとうございます獄寺さん」 「礼なら10代目に言えよ。10代目に差し上げる予定だったのをやるんだからな」 「なに言ってんの。買ってくれたの獄寺くんじゃん。ありがとう。獄寺くんて優しいよね」 「素直じゃないですけど、ハルもいい人だと思います」 「一言余計だアホ」 「あれ?獄寺くん、もしかして照れてる?かわいー」 「じ、10代目やめてくださいっ!」 「ホントだ赤くなってますぅ」 「うっせ!」 |