犬猫男女

□01. 運命
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『ハルトくっ……んくっ!!んぁ!!!!きもち!!!』


「……………」



うざ…



「僕も。」



な訳あるか

自分だけ気持ち良さそうにアンアン喘いでるけど

俺はまだ一回もイってないんだけど


『あぁっ!!イクッ!!イクッ!!!!!』



まじ笑えない




『はぁっ……はあっ………』


…………

こっち見んなクソババア



「金」

『へ?』

「SEX代」

『ちゃんと払った…ょ?』

「あんなんじゃぁ足りないっつーの。
俺のはそんなに気持ちよくなかったのか?」

『そ、そんなことないっ!!!そうだよね!そうだよね!安かったよね!!!』



……別に安くはなかった

むしろ平均以上

だけど俺が求めたのは慰謝料だ


ババアの相手して更に気持ちよくさせたのにお礼少ないとか本当笑えないし

『はいっ追加3万………』

「ああ、ありがとな」


もらうだけもらって

俺は、このむさ苦しい部屋をさっさと退出した



 
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