ゼルダの伝説〜神々に選ばれし者〜
□第5章
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第5章
ーリンク目線ー
月が昇った頃
僕はサリアとの約束の場へと向かった
話ってなんだろう………?
あ、ちなみにナビィとティアお姉さんは留守番してるよ
留守番中にみんなに虐められなければいいけど………(特にミド)
サリアとの約束の場所へ近づくにつれ、優しい音楽が聞こえる
きっとサリアがオカリナを吹いてるんだろうなぁ………
そして約束の場所につくと、予想通りサリアがオカリナを吹いていた
「遅れてごめん、待った?」
「ううん、大丈夫だヨ」
サリアはオカリナを吹くのを止め、にこっと笑った
ここは僕とサリアの秘密の場所
大きな神殿の前で、この神殿の扉は固く閉ざされてて入れない
「そういえば話って?」
サリアにそう聞くと、後ろから盾を取り出した
コキリの森のマークが描いてあるコキリの盾だ
サリアはそれを僕に差し出した
「これはデクの樹様で作った盾だヨ。もし森から出ていくのならこれを持って行って」
「デクの樹様の盾………?」
サリアからその盾を受け取ると
その盾は普通のコキリの盾より軽くて頑丈だった
「どうしてこれを………?」
「デクの樹様に頼まれたノ。『もしわしが死んで、リンクが森から出ていくときはわしで盾を作り、リンクに渡すのじゃ』って」
デクの樹様はこうなることがわかってたのかな………
「………ありがとう、サリア」
「どういたしましテ。これでサリアはデクの樹様との約束を守れたワ」
そう言い、サリアは微笑んだ
「そろそろ戻ろっか。だいぶ月が昇ったし」
「そうだネ」
いつもどおり、近道をしながら帰ろうとしたら森が騒いだ
「…………?森が………騒いでる………?」
「何があったんだろウ…………」
森が騒いでる………
何か嫌な予感がする………
早く戻ろう!!