ゼルダの伝説〜神々に選ばれし者〜
□第4章
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「この時代の人じゃないってどういうこと?」
「まぁ正確に言えば私はこのハイラル王国が出来るずっと前から生きてるんだ」
私は懐かしむように目を細めて語った
私の故郷が空にあること
幼なじみのゼルダが竜巻のせいで地上に落とされたこと
同じ幼なじみのリンクと一緒にゼルダを探す旅に出ていたこと
ゼルダが女神の生まれ変わりだったということ
何故か私が敵に狙われていたこと
終焉の者との戦いのこと
私はこの地を守るために何千年の眠りについていたこと
私が眠っていたところに生えてきた木の芽がデクの樹だったこと
懐かしいなぁ………
リンクは頭に沢山のハテナを浮かべている
子供にはちょっと難しかったかな?
「ティアって凄い人だったのネ………」
「そうかな?私は特に何もしてないけどね」